福岡 観光ガイド

数々の商業施設が立ち並ぶ天神地区や住吉地区などで都市型観光を楽しめる福岡市。博多の中洲の屋台は全国的にも有名で、地元の人や他の観光客と触れあうことができます。数百万人規模の人で賑わう博多どんたくや博多祇園山笠などのイベントの時期に行けば、熱気溢れる福岡を満喫することができます。

他にも門司港レトロでモダンな雰囲気を楽しめる北九州市、太宰府天満宮がある太宰府市、北原白秋の世界観や川下りを楽しめる柳川市などがあります。

福岡県観光を楽しむために

福岡県の要所である福岡市では1日を通して街歩きを楽しめます。数々の商業施設が立ち並ぶ天神地区やキャナルシティがある住吉地区などでショッピングを楽しんだ後は、緑豊かな大濠公園で一休み。

夕方は博多ポートタワーや福岡タワーから街を一望し、ヤフオクドームでナイター観戦した後は、中洲の屋台で地元の人や他の観光客と触れあうことも可能です。

マリンワールド海の中道や、かしいかえんなどのレジャースポットも豊富にあるので、ファミリーやカップルにもオススメ。数百万人規模の人で賑わう博多どんたくや博多祇園山笠などのイベントの時期に行けば、熱気溢れる博多を満喫することもできます。

他エリアでは門司港レトロでモダンな雰囲気を楽しめる北九州市、太宰府天満宮がある太宰府市、姉子の浜、芥屋大門といった自然観賞が楽しめる糸島市、宗像大社がある宗像市、炭鉱で栄えた福岡を体感できる田川市や直方市、北原白秋の世界観や川下りを楽しめる柳川市、久留米ラーメンで有名な久留米市、二日市温泉を有する筑紫野市などがあり、福岡県は多様な魅力に溢れた観光エリアとなっています。

福岡県の歴史

古より朝鮮半島や中国大陸に程近かったこの地には、外国との交流の窓口として太宰府が置かれていました。太宰府は遠の朝廷(とおのみかど)と呼ばれる程、大きな権限が与えられ、九州中四国地方の政治や経済の中心となりました。

平安時代末期になると、平清盛によって港が整備され、博多商人の基礎が築かれると商業都市としても発展し、近代に入ると日本初の近代的製鉄所である官営八幡製鉄所が北九州市に作られ、日本有数の工業地帯を形成します。

その後、1958年に関門トンネルが開通すると、自動車で本州と往来することが可能となり、福岡県の成長は一気に加速。県内に福岡市・北九州市という二つの政令指定都市を有する九州の中心地となりました。

福岡県のご当地グルメ・食文化・特産品

福岡は博多の屋台に代表される屋台グルメの宝庫で、かつて屋台などで出されていたとんこつラーメンは、今や全国でも食べられるメジャーなご当地グルメです。長浜地区で食べられる長浜ラーメンや久留米の久留米ラーメンなど、県内ではその土地土地のとんこつラーメンを味わうことができます。

その他、白濁した鶏ガラスープが絶品の水炊きや、北九州の焼きうどん、ちゃんらー、久留米の焼き鳥、田川のホルモン、モツ鍋など福岡県には九州を代表するグルメが集まっています。

郷土料理では朝のおかずとして定番のおきゅうとや、筑前煮の祖先といわれるがめ煮、イカナゴを干したかなぎりちりめんなどが有名です。

また、福岡県は北に玄界灘、東に周防灘、南西に有明海と豊かな漁場に囲まれているため、サバ、アジ、イカ、ヒラメ、フグ、カキ、海苔などの新鮮な海産物を味わえる上、それらをネタにしたお寿司もご当地グルメとして認知されています。

果物ではあまおうや、博多とよのかといったブランド苺がおすすめ。柚子こしょうや万能ネギ、辛子高菜などの調味素材の名産品も多く、辛子明太子とともに福岡土産の定番となっています。

福岡 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

太宰府天満宮

学問の神様、菅原道真公を祀る全国天満宮の総本宮

太宰府天満宮は、福岡県太宰府市に位置する神社で、旧社格は官幣中社、現在は神社本庁の別表神社です。神紋は梅紋で、祭神として菅原道真(菅原道真公、菅公)を祀る天満宮の一つです。 天神様のお膝元として信仰されており、特に初詣の際には、九州をはじめ全国各地から毎年200万人以上、年間では850万人以上の参拝者が訪れ、全国天満宮の総本社とされる京都の北野天満宮とともに、菅公の霊廟として篤く信仰されています。 歴史 菅原道真の左遷と死去 菅原道真は昌泰4年(901年)、右大臣として朝廷に仕えていましたが、左大臣藤原時平らの陰謀により、筑前国の太宰府に員外帥として左遷されました。道真は延喜3年(90...»

竈門神社

100年後も色褪せない縁結びの神社

竈門神社は、福岡県太宰府市に位置する神社で、673年に建立されたと伝えられています。この神社は、縁結びの神様として知られており、特に恋愛成就を祈願するために多くの女性が訪れます。 主祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、社伝によれば天武天皇2年(673年)に心蓮上人が山中で修行中に玉依姫命が現れたことが神社の創建の由来とされています。 神社の所在地と重要性 竈門神社は福岡県太宰府市東北にある宝満山のふもとに位置し、社殿は山頂にある上宮と山麓にある下宮に分かれています。宝満山は大宰府の鬼門(東北)に位置するため、古くから「大宰府鎮護の神」として崇敬されてきました。平安時代以降は神仏習合...»

宗像大社 辺津宮

日本最古の神社と海上交通の要衝

宗像大社は、福岡県宗像市に位置する神社で、日本各地にある宗像神社や厳島神社の総本社として知られています。古くから神聖な場所とされ、沖ノ島を神域としています。沖ノ島で出土した古代祭祀の奉献品の多くは国宝に指定されており、「海の正倉院」とも称されるほど、貴重な文化遺産が多く存在します。 神社の格付けとしては、名神大社に属する式内社であり、旧社格は官幣大社です。現在は神社本庁の別表神社としてその地位を保ち続けています。『日本書紀』には「道主貴(みちぬしのむち)」と称され、その存在の重要性が示されています。さらに、玄界灘に浮かぶ沖ノ島を神域とし、そこから出土した古代祭祀の奉献品の多くは国宝に指定され...»

小倉城

唐造りの天守閣が美しい北九州のシンボル

1602年、細川忠興公が約7年の歳月を経て築上した小倉のシンボル。初期天守の望楼に通じる外観構造「唐造り」の名城として知られており、現在は高度な技術を駆使した展示などが人気。 小倉城には桜、ツツジが多く、夜は照明がついて夜間にくっきりと浮かびあがる。月見櫓の前では月見の会や菊花展など季節の美しい催しが開かれる。 日没後~22時までライトアップしている。 概要 小倉城は、福岡県北九州市小倉北区に位置する歴史的な城です。別名として、勝山城、勝野城、指月城、湧金城、鯉ノ城などがあり、多くの名を持つ城としても知られています。1602年に細川忠興公によって築城され、その後、小笠原氏や他の藩主によ...»

香椎宮

緑豊かな鎮守の森に抱かれた、皇室とのゆかり深い由緒ある古社

香椎宮は、福岡県福岡市東区香椎にある神社で、勅祭社に指定されています。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社となっています。 社名の由来 香椎宮は、古代の文献においてさまざまな名称で記録されています。「香椎廟」や「樫日廟」などの呼称があり、いずれも「かしい」という読み方を持ちます。この地名「香椎」の由来については、仲哀天皇の棺を椎の木に掛けたときに異香が漂ったことに由来するという説や、「かしい」が首都や大村を意味するという説も存在します。 歴史 創建の由来 香椎宮は福岡市北部の立花山南西麓に鎮座しており、元々は霊廟として仲哀天皇と神功皇后の神霊を祀っていました。そのため「香椎廟...»

皿倉山

夜景と自然が楽しめる北九州市のシンボル

北九州市街、若戸大橋などを一望でき、九州自然歩道北の起点。標高622メートル。 皿倉山八文字焼八幡の平和のシンボル。電灯点滅方式で実施します。毎年同日。 皿倉山は、福岡県北九州市八幡東区にある標高622メートルの山です。帆柱連山を形成する権現山、帆柱山、花尾山とともに、北九州国定公園の一部を成しています。 皿倉山は、市内を一望できる絶景スポットとして知られています。山頂からは、北九州市街地や関門海峡、そして遠くには響灘や九州本土まで見渡すことができます。特に夜景は美しく、「新日本三大夜景」の一つにも選ばれています。 皿倉山は、登山やトレッキング、夜景鑑賞以外にも楽しめるアクティビティが...»

筥崎宮

筥崎宮は、福岡県福岡市東区箱崎に位置する格式高い神社です。式内社(名神大社)であり、筑前国の一宮としても知られています。旧社格は官幣大社で、2023年(令和5年)現在は神社本庁の別表神社に列しています。 筥崎八幡宮(はこざきはちまんぐう)とも呼ばれ、大分県宇佐市の宇佐神宮、京都府八幡市の石清水八幡宮と並び「三大八幡宮」の一つとして名高い神社です。 社名の由来 「筥崎宮」の「筥(はこ)」という字は、円筒状の容器を意味する「筥」が正字であり、一般的に使われる「箱」とは異なります。地名としての「箱崎」には、この神社に由来する特別な意味が込められています。 祭神 筥崎宮の主祭神は、応神天皇、...»

福岡タワー

シーサイドももちにそびえるランドマーク

福岡タワーは、福岡県福岡市早良区のウォーターフロント開発地区「シーサイドももち」に位置するランドマークタワーであり、電波塔としても機能しています。その高さは234メートルに達し、日本で最も高い海浜タワーとして知られています。 地上123メートルの高さに展望台が設置されています。この展望台からは、福岡市内や博多湾、さらには遠くの山々まで見渡すことができます。特に夜景は美しく、デートスポットとしても人気があります。また、展望台にはカフェや土産物店も併設されており、訪れた人々がゆっくりと過ごせるようになっています。 建築とデザイン タワーの外観は、三角形の断面を持つユニークなデザインが特徴です...»

九州国立博物館

学ぶだけじゃない、歴史を体験できる日本最大級の博物館

九州国立博物館は日本で4番目に設立された国立博物館であると同時に、他の3館とは異なる、「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」というコンセプトを持つ。 九州国立博物館の概要 九州国立博物館は、福岡県太宰府市に位置する日本の国立博物館の一つです。2005年に開館し、日本とアジアの文化交流をテーマにした展示を行っています。博物館は、福岡市内からのアクセスも良く、観光客や研究者にとって重要な文化施設となっています。 設立の背景と目的 九州国立博物館の設立は、日本とアジアの歴史的な文化交流を深く理解し、広く伝えることを目的としています。九州は古くからアジアとの交流が盛んであり、その歴史的背...»

マリンワールド海の中道

九州最大級の水族館で、海の生き物と触れ合い、感動体験

マリンワールド海の中道は、福岡県福岡市に位置する水族館で、その正式名称は「海の中道海洋生態科学館」です。1989年4月に開館し、1995年4月に改装・増築されました。この水族館は「対馬暖流」をテーマにしており、熱帯から寒帯までの魚350種類20,000点をそのままの生態で展示しています。 館内には、魚類だけでなくイルカ、ゴマフアザラシ、ラッコ、ウミガメなども展示されており、イルカ・アシカショーや巨大なシロワニが泳ぐパノラマ大水槽が見どころの一つです。また、2000年からは夏休み期間中を中心に夜間営業も行っています。 立地と建築デザイン マリンワールドは、「海の中道」と呼ばれる砂州に位置し...»

海の中道海浜公園

花畑はめちゃくちゃ映える!海に浮かぶ緑の島

国営海の中道海浜公園は、福岡県福岡市東区に位置する公園で、全国で5番目に設置された国営公園です。この公園は、福岡市の市街地から博多湾を挟んで対岸に広がる砂州「海の中道」にあり、自然豊かな環境の中で様々なレクリエーションが楽しめます。 約540ヘクタールの広大な敷地を誇り、その中には多種多様な自然環境が広がっています。公園内には、芝生広場や森林、花畑、湖、ビーチなどがあり、訪れる人々は四季折々の自然の美しさを楽しむことができます。特に、春のチューリップや秋のコスモス畑は見事で、多くの写真愛好家が訪れます。 多彩なアトラクションと施設 海の中道海浜公園には、多くのアトラクションと施設があり、...»

三井港倶楽部

格式高い社交場、明治を代表する西洋建築の傑作

三井港倶楽部は、福岡県大牟田市西港町に位置する歴史的建造物および庭園です。かつては三井関係の社交倶楽部として使用されており、現在では結婚式場やレストランとして多くの人々に利用されています。 三井港倶楽部の概要 三井港倶楽部は、外国の高級船員の宿泊や接待の場として、また政財界や皇族を迎える迎賓館として広く使用されてきました。1949年(昭和24年)には昭和天皇もこの地を訪れ、庭園にはその際に植えられた記念樹が今も残っています。 三井港倶楽部はその優美な洋風建築が評価され、1969年(昭和44年)に日本建築学会より文化財の対象建築に推薦されました。家具や調度品、シャンデリアなどは建物専用に製...»

旧門司三井倶楽部

海峡の街、門司の歴史と伝統が息づく格調高い空間で、特別なひとときを

大正10年に三井物産の社交施設として建てられた木造2階建の洋館。 アインシュタインも大正11年に投宿したという歴史的建築物で、今は門司港駅とともに門司港レトロ地区の象徴となっている。 旧門司三井倶楽部の概要 北九州市旧門司三井倶楽部は、福岡県北九州市門司区港町に位置する歴史的建造物で、国の重要文化財に指定されています。この建物は、大正10年(1921年)に三井物産門司支店の社交クラブとして建設され、接客用の洋風の本館と、それに接続する和風の付属屋や倉庫から構成されています。旧門司三井倶楽部は、1990年(平成2年)に現在の門司港レトロ地区に移築され、観光名所として親しまれています。 歴...»

魚楽園

水墨画家・禅僧の雪舟が室町時代に平和を願い築庭した日本庭園

室町時代に活躍した水墨画家・禅僧の雪舟が1470年代に築庭した国指定名勝の池泉回遊式庭園。藤江家が管理していることから藤江氏魚楽園とも呼ばれる。 天然の山を利用して岩清水を引いた池には中島を作り、周囲にはつつじや老松を配している幻想的な魚楽園の空間では四季折々の美しさを満喫できる。 築庭時の京都が応仁の乱で荒廃しており、戦乱から逃れてきた雪舟が、戦争を憂い、平和を願う心境を表したもので、平和への願いを込めた理想郷として築庭された。 自然の山を借景として、中心に池を掘り、水を配して三か所に石橋を架けている。その周りにツツジ、紅葉、ツバキなどを植え、四季折々の自然の変化を楽しめる趣向が凝らさ...»

八女福島の町並み

江戸時代から商人町として栄えた風情ある街並み

筑後と豊後を結ぶ交通の要地で、江戸時代商業・手工業地として栄えた。 町並みは城下町の影響を受け、整然とした町割を持ち、製ろう・酒造・和紙・製茶など諸産業の会所・問屋が多かったため、大規模な建築が並んでいる。 古い瓦葺・妻入の町家が連なり、建物は高い2階建の家が並ぶ。 八女福島の町並みの概要 八女福島の町並みは、福岡県八女市に位置する歴史的な町並みで、その美しい伝統的な建築と歴史的価値から多くの観光客に愛されています。この地域は、江戸時代から続く商人町として栄え、現在でもその風情を色濃く残しています。八女福島の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、歴史と文化を感じるこ...»

筑後吉井 白壁の町並み

江戸時代にタイムスリップ!風情ある街並みを散策

宿場町としても栄えていた吉井町の国道210号、旧豊後街道筋には七十軒のなまこ壁を配した白壁土蔵造りの旧家の美しい町並が続き、100~200年前の昔の佇まいを今に伝えている。 国の重要伝統的建造物群地区に選定され、歴史ある町並みには和菓子屋や雑貨屋、古民家カフェなどショップが並び、のんびり散策できる魅力あふれるエリア。 江戸時代は久留米藩領として草野、吉井は豊後街道の宿場町で、浮羽郡の郡役所もここに置かれ、大地主、大商人もここに店を構えて物資の集散地となった。 観光会館「土蔵」は、白壁土蔵造りの酒蔵を利用し、町特産品の展示即売をしている。 筑後吉井 白壁の町並みの概要 筑後吉井 白壁の...»

秘境 杣の里渓流公園

高さ50メートル、長さ150メートルの大つり橋をメインに、レストラン、クラフトセンター、遊歩道などがある渓流公園。 ヤマメ掴み取りや杣の清流に泳ぐヤマメの釣体験ができ、釣れた魚はその場で取り立てを炭火焼にして食べられる。 園内の散策路で四季折々の花や鳥、虫を観賞できる。...»

大濠公園

都会の真ん中で自然と触れ合える、福岡のオアシス

草香江と呼ばれる入江を、黒田長政が福岡城を築造する際に、外濠として利用したものを、1929年に現在の公園に造成した。 39.7ha(うち水面22.7ha)の園内には築山林泉廻遊式の日本庭園があり、3,000本のツツジと水面に映る青柳・橋で結ばれた中の島とボート等がよく調和し、緑が多く、珍しい野鳥が生息しているため、バードウォッチングや散策に適している。 一周2kmの周遊道はいつもジョギングの姿が絶えない。 大濠公園日本庭園公園の南側に12,000平方メートル、1979年に築庭された築山林泉廻遊式の美しい庭園。滝が落ち、渓流が林を縫い、池が広がる。茶室と茶会館があり、有料で各種の集まりに利...»

福岡市動植物園

動物たちと出会える、動物園と植物園が一体となった施設

市の南部平尾の高台を利用して造成された南公園は桜の名所であり、動植物園・展望台がある。約160種類の動物がいる動物園。アジア一の大温室には約900種類、その他には約1260種類の植物とさまざまな庭園がある植物園。動物園と植物園は陸橋で結ばれ、自由に往来できる。 福岡市動植物園の概要 福岡市動植物園は、福岡県福岡市中央区に位置する動物園と植物園が一体となった施設です。1953年に開園し、以来、多くの市民や観光客に親しまれています。園内には、さまざまな動物や植物が展示されており、教育やレクリエーションの場として重要な役割を果たしています。 福岡市動植物園は、福岡市中央区南公園にある市営の動物...»

宗像大社 中津宮

海の守り神に願いを込めて、神聖な雰囲気のパワースポット

宗像大社は日本各地に七千余ある宗像神社、厳島神社、および宗像三女神を祀る神社の総本社。沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮(総社)の三社の総称。 筑前大島には沖津宮遥拝所(瀛津宮)もあり、地図上で辺津宮から11km離れた中津宮、さらに49km離れた沖津宮は全て直線上にある。 記紀に由緒が記された日本最古の神社の一つであり、古代から大陸と半島の政治、経済、文化の海上路であった。 沖津宮のある沖ノ島は、島全体が御神体で、現在でも女人禁制であり、男性であっても上陸前には禊を行なわなければならない。 沖ノ島の発掘調査が行われた際に、4世紀から9世紀までの古代祭祀遺構や装飾品など...»

九州鉄道記念館

鉄道ファン必見!! 現役車両から懐かしい車両まで、鉄道のテーマパーク

九州鉄道記念館は、福岡県北九州市門司区に位置する鉄道に関する博物館です。2003年8月に開館し、門司港駅のすぐそばにあり、九州地方の鉄道史を体感できるスポットとして、多くの観光客や鉄道ファンに親しまれています。この博物館は、九州旅客鉄道(JR九州)が所有する土地や建物、展示物で構成されており、北九州市によって管理運営されています。敷地面積は約7,800平方メートルで、旧0哩標があります。 歴史と文化的価値 九州鉄道記念館は、近代化産業遺産としても評価されており、2007年には「北九州炭鉱 - 筑豊炭田からの石炭輸送・貿易関連遺産」に認定されました。また、2014年には国の登録有形文化財に登...»

岩石城

難攻不落と言われた山城

標高454メートルの岩石山山頂を主郭とした山城。平清盛の命により1158年に家臣の大庭景親が築いたと伝えられている。 標高はさほどではないが山岳修験道の修業場であった山に造られ「豊前一の堅城」「難攻不落」という評判もあった。 しかし築城以降、九州平定を目指した豊臣秀吉など各大名に何度と攻め落とされた。豊臣秀吉の九州征伐以降は小倉城の付城として存続したが、1615年の一国一城令により廃城となった。  山麓にある桜の名所と名高い添田公園に岩石城の天守閣の一部復元をしている。地下1階、地上3階の建物で、1階は添田美術館、3階には展望台がある。都市公園として開園した公園で、春にはソメイヨシノをは...»

筑後川 昇開橋

日本に現存する最古の昇開橋

九州・筑後川にある世界的に有名な昇降式可動鉄橋があります。それが佐賀市諸富町の筑後川昇開橋です。 この橋は九州最大の川である筑後川に架かる世界でもトップクラスの昇降式可動鉄橋で、全長507メートル、高さ30メートルの2つの鉄塔に挟まれた中央部が23メートルまで上昇します。この機能により、大型船が自由に通航することができるのです。 かつて日本国有鉄道(国鉄)佐賀線で使用されていた可動式鉄道橋であり、福岡県大川市と佐賀県佐賀市諸富町を結んでいました。廃線後も保存され、現在は歩道橋として活用されています。この橋は旧筑後川橋梁として、重要文化財および機械遺産に指定されています。 概要 筑後川昇...»

博多ラーメン

濃厚な豚骨スープに良くからむ極細麺は、替え玉でお替わりも

ストレートな極細麺に、乳白色で濃厚な豚骨スープが特徴だが、味付けや色合い、具材などは店や地区によって異なる。ほぼ共通しているのは、麺だけをお替りできる「替え玉」があることと、麺の硬さを指定できること。具材もシンプルな店が多く、ねぎとチャーシューのみ、またはねぎのみといった店が多い。福岡市のラーメンは、博多ラーメンと長浜ラーメンに大別されるが、近年では明確な違いは少なくなっているようだ。天神周辺や中洲、長浜には「屋台通り」と呼ばれる場所があり、そこでお気に入りの一軒を見つけるのも楽しい。...»

門司港焼きカレー

オーブンで焼いた香ばしいカレーライス“門司港焼きカレー

明治から昭和にかけて海外貿易港として栄えた門司港には、多くの洋食店が軒を連ねた。昭和30年ごろ、栄町銀天街と呼ばれる繁華街にあった喫茶店で余ったカレーをご飯にのせオーブンで焼いたところ、香ばしくて美味しいと一躍評判を呼んだことが始まりとの一説がある。現在の“焼カレー”は、ご飯の上にカレーをかけたものにチーズや卵をのせてオーブンで焼くスタイルが定番だが、フグやエビ、イカといったシーフードから、バナナやさつまいもを加えるなど趣向を凝らした一品も登場し、門司港のご当地メニューとして注目を集めている。とろーりチーズに半熟卵海の幸をふんだんに使った港町らしい一品 ...»

ごぼう天うどん

うどん発祥の地、福岡で圧倒的人気を誇るご当地うどん!

九州福岡は、うどん発祥の地とも言われおり、「うどん王国」でもある。一般的に腰が弱らかく、汁は昆布・鰹節・うるめ・鯖節・いりこ・あじこ・あご(トビウオ)等を使用した薄口醤油で仕上げる福岡のうどんの中で、絶大な人気を誇るのが「ごぼうてんうどん」である。福岡県全域で食べられるこのうどんは、笹がきごぼうをかき揚げ、もしくはバラバラにして揚げ、うどんの上にのせたいたってシンプルなうどんであるが、歯ごたえのよいごぼうと、やわらかいうどんの食感、そして出汁を吸った天かすの風味がたまらない。その勢力圏は、いまや福岡県のみならず、九州北部地方の大方の店舗で扱っているほどの人気で、地元では愛着をこめて「ごぼ天うど...»

小倉焼うどん

実は、「焼うどん」は北九州の小倉が発祥地!

”小倉焼うどん”は、一般的な焼うどんとは異なり、乾麺を用いるのが最大の特徴だ。乾麺を使うことで、焼き目がしっかりと付いて香ばしく、もっちりとした食感が楽しめるようになっている。その歴史は終戦直後の食糧難がピークだった昭和20年に遡り、焼そばを作ろうにも肝心のそば玉が手に入りにくかったため、やむなく干しうどんで代用して試作されたものが、小倉発祥の起源となったといわれる。現在、北九州市小倉北区内のJR小倉駅周辺から旦過市場にかけて、小倉焼うどんを食べられる店が20店舗以上ある。 ...»

ちゃんらー

ちゃんぽん?らーめん?うどん?B級グルメ界の珍獣あらわる

「うどん」の出汁に、「ちゃんぽん」の麺を合わせ、「らーめん」風にもやし、ねぎをトッピングした麺料理が、「焼カレー」とともに福岡県北九州市門司港がほこるB級グルメちゃんらーである。戦後の食糧難の時代に門司港で働く人々の為に、安価に作れるボリュームのある麺料理として発明され、港内の食堂で食べられ始めた。しかしいまだその発祥店、由来などは諸説あり、謎に包まれたB級グルメでもある。「ちゃんぽん」でもなく、「らーめん」でもなく、「うどん」でもない不思議なちゃんらーを食べると、活気あふれる当時の門司港の姿が思い出される。...»

あまおう(いちご)

赤い!丸い!大きい!うまい! 海外からも人気のいちご

その名の通り「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」と4拍子が揃う福岡県限定のいちご。甘さの王様という意味も引っ掛けており、その甘さはいちごの中でもトップクラスで、通常の2倍のボリュームも自慢だ。6年もの歳月をかけて開発されたこのいちごは、濃い甘みの中にほのかな酸味が楽しめると海外からの人気も高い。ヘタが緑色でみずみずしく、全体がキレイな赤色で表面にツヤがあるものを選ぼう。フレッシュをそのままパクリと食べるのがいちばんおいしいが、最近ではあまおうのエキスを使ったリキュールも登場し、女性に人気。 旬    1月 2月 3月 12月...»

八幡ぎょうざ

製鉄マンの胃袋も大満足のボリュームと栄養 “八幡ぎょうざ”

1901年の官営八幡製鐵所の設置により、鉄の街として知られる北九州市八幡地区。製鉄所で働く男たちの胃を支えるスタミナ料理として栄えたのが“八幡ぎょうざ”だ。鍋のまま配膳される“鉄なべ餃子”や豚骨スープで焼く“ラーメン系餃子”など形や調理法は多岐にわたる。独特なのは薬味に柚子胡椒が好まれること。地元の有志で立ち上げた「八幡ぎょうざ協議会」では地区内の22店舗を掲載する“八幡”ぎょうざMAPも製作する。...»

柳川鍋(福岡県)

水路の町で愛され続ける、ドジョウとゴボウを卵でとじた絶品鍋!

水郷の町として知られる福岡県柳川市。町中にはかつて生活水として利用された水路があり、舟でのんびり名所を巡る「川下り」が観光客に人気で、白無垢袴の新郎新婦が、舟で会場へと向かうという風情ある景色に出会えることもあるようだ。“柳川鍋”は、そんな柳川で古くから食されていた名物料理。土鍋に開いたドジョウと笹掻きにしたゴボウを入れ、みりんと醤油の割下で煮て卵でとじたもの。江戸時代にはドジョウもゴボウも精のつくものとして、暑中に食べるものであったそうだ。...»

田川ホルモン鍋

50年以上の歴史はだてじゃない!炭鉱マンの元気の源!

かつて筑豊最大の炭都として名をはせた福岡県田川市で生まれた、ヘルシー&スタミナ料理が「田川ホルモン鍋」である。その特徴は、秘伝のタレで下味をつけた新鮮なホルモンとたっぷりの野菜を、中央部がくぼんだ独特の鍋で炊き上げる点にある。スープを加えず野菜の水分だけで炊き上げることで、ホルモン本来の旨みが凝縮し濃厚な味わいになるのだ。その歴史は50年以上前にさかのぼり、当時の過酷な労働に従事していた炭鉱マンたちの貴重な栄養源であった。最近では、コラーゲンたっぷりのホルモンとたくさんの野菜が一度に味わえるという理由で、女性に人気の料理をなっている。...»

うなぎのせいろ蒸し

タレが染みついたご飯と、うなぎの蒲焼の香ばしさがたまらない!

福岡県柳川の郷土料理で、タレをまぶして蒸したご飯に、香ばしく焼き上げたうなぎの蒲焼きをのせて、もう一度せいろで蒸し、錦糸卵を散らして仕上げたもの。うな重とは違い、タレの味とうなぎの風味がしっかりとご飯に染みつくので、うなぎの蒲焼と絶妙の相性の良さを発揮するだけでなく、ご飯だけを食べても贅沢な味わいが楽しめる。”うなぎのせいろ蒸し”が味わえるうなぎ屋が軒を連ねる柳川のほとりでは、年を通して甘辛いタレの香りが漂っており、川下りをしている観光客の食欲をかきたてている。...»

がめ煮(福岡県)

知らず知らず食べている郷土料理NO.1

鶏肉、ゴボウ、レンコン、コンニャクなどを用いる煮物。正月や結婚式などのお祝いの席で作られることが多い。別名「筑前煮」。 【歴史・由来】その名の由来には諸説あり、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、博多に集められた兵士たちが博多湾で亀(博多の方言でガメ)を捕まえて他食材と煮た「亀煮」がルーツだからという説や、(食材を)寄せ集めるという意味の博多の方言「がめりこむ」の博多の方言から名付けられたなどと伝わる。がめ煮が食されていた福岡県北部は昔、筑前国(ちくぜんのくに)と呼ばれており、筑前国の煮物ということで別名「筑前煮」とも呼ばれるようになった。筑前煮の名称で全国に広まったのは、学校給食での提供がきかっけ...»

久留米ラーメン

『南京千両』の豚骨ラーメンは評判を呼び一躍人気店に

昭和12年創業・久留米初のラーメン店『南京千両』に始まる茶濁した豚骨スープが、久留米のみならず、鹿児島を除く九州全体の豚骨ラーメンの始まりとされる。当時軍の師団や国立大学があったことにより、『南京千両』の豚骨ラーメンは評判を呼び一躍人気店に。また更に久留米の豚骨ラーメンを決定づけたのが昭和22年開業『三九』の白濁豚骨スープ。仕込み中のミスによりできた偶然の産物が食べてみると意外に美味しくメニューにのせることになった。『三九』店主杉野氏はその後小倉に『来々軒』を構え、多くの弟子を輩出し現在に至る。...»

だご汁(福岡県)

小麦粉で作るだんご入りの豚汁。翌日の味がしみたものが美味

小麦粉をこねて、それを手で引き延ばした麺状のだんご(=だご)を、味噌または醤油仕立ての汁で食べる素朴な味わいの料理。具にはごぼう、にんじん、しめじ、豚肉などが入り、豚汁によく似ており、作り方も簡単なポピュラーなメニューなので、この地の娘は「だご汁が上手に作れるようになればいつでもお嫁に行ける」と聞かされているそうだ。寒い時期はもちろん、人かたくさん集まるイベント時に食べることが多い。大量に作っておいて、翌日に食べると味がしみておいしい。...»

水炊き

コラーゲンたっぷりで美容に最適。全国的に愛されている鍋料理

水炊きの名の通り、水からぶつ切りの骨付き鶏肉を煮込み、ねぎや好みの野菜を入れ、ポン酢で食す鍋料理。起源には諸説あるが、一説には長崎にうまれた林田平三郎が明治30年に香港に渡った際に英国人の家庭で料理を学び、帰国後に西洋料理で欠かせないコンソメと中国鶏のスープのアレンジを行って明治38年に博多水炊きを完成させたのが起源といわれる。現在では日本全国で食べられる福岡県の代表的な郷土鍋のひとつだ。具を食べ終えた後に鶏のうまみで食べる雑炊も人気である。 博多の「水炊き」は、秋田のきりたんぽ、東京の軍鶏鍋、京都のかしわ鍋にならぶ、日本の四大鶏鍋料理のひとつ。もともとは、家で飼っていた鶏を〆め、もてなし料...»

ウチワエビ

ひと目見たら忘れられない!濃厚な身の旨味を心ゆくまで堪能

地元の市場でもあまり見かけない「幻のエビ」といわれている“ウチワエビ”。体長は15センチほどで、その名のとおり、頭がうちわのように広がっているユニークな形が特徴。味は「伊勢エビよりも甘くて美味しい」と地元で評判。刺身はもちろん、濃厚な旨味が堪能できる酒蒸しや、焼き・塩茹でなどがおすすめ。味噌汁にすると、甲殻類独特の甘味と旨味が凝縮された出汁が味わえる。見た目も楽しめる料理は、ウチワエビをそのまま揚げた唐揚げ。形に驚いた後は、その外見からは想像もできない美味しさに圧倒されること間違いなし! 旬    10月 11月 ウチワエビの刺し身その身は伊勢エビにも勝ると評判!ユニークな姿の幻のエビ ...»

もつ鍋(福岡県)

福岡・博多のB級グルメ「もつ鍋」老舗の定番から個性派まで登場

福岡県博多を代表する鍋料理”もつ鍋”は、終戦間もない頃にアルミの鍋でホルモンを炊いて食べられていたことがルーツといわれている。現代の博多のもつ鍋は、味噌味としょうゆ味の2種類のスープが基本。牛のモツと一緒にニラやキャベツ、もやしといった野菜を煮込んで食べるのが一般的で、唐辛子やニンニクなどの薬味を加えて、スタミナ料理としても食べられる。鍋のシメには、お決まりの雑炊以外にも、ちゃんぽん麺を入れて楽しむのも人気。高たんぱく、低カロリーで栄養たっぷりなことから、女性の評判も上々だ。...»

屋台名物 焼きラーメン

ソースの香ばしさととんこつスープのコクが調和した屋台生まれの名物

とんこつラーメンで有名な博多天神の屋台が発祥地。ゆでたラーメンと焼き豚などの具を鉄板で焼きそばのように炒めて、煮詰めたとんこつスープとウスターソースを注いで麺に絡めれば、ソースの香ばしさと、とんこつスープのコクが一緒に楽しめる”焼きラーメン”が完成する。天神の屋台「小金ちゃん」の大将が作ったのが元祖といわれるが、現代では、キャベツなどの具を増量したものや、マヨネーズをかけて食べるものなど、店によって様々なバリエーションが楽しめる。味が濃い目なので、お酒のお供としても重宝されているようだ。...»

ごまサバ

朝獲れた新鮮なサバをヅケにして薬味で食べる地元ならではの料理(博多の胡麻鯖)

玄界灘に面した福岡はサバの漁獲量が多く、新鮮なサバが市場に出回る。”ゴマサバ”というとサバの種類と間違いやすいが、福岡周辺では”胡麻サバ”という郷土料理がある。しょうゆ、みりんなどを合わせてサバの刺身を漬け、すりごま、もみ海苔、刻みネギを散らし、ワサビを添えて食べる。実はこれはとても贅沢で貴重な食べ方だ。サバは俗に「サバの生き腐れ」と言われるほど傷みが早いため、よほど新鮮なサバなくてはできない。朝に獲れたサバを、新鮮なまま買うことの出来る地域ならではの郷土料理。茶漬けにしても美味。...»

長浜ラーメン

博多ラーメンの流れをくむストレートの極細麺と豚骨スープ

長浜地区のラーメンは”長浜ラーメン”、あるいは”博多長浜ラーメン”と呼ばれる。かつて博多区にあった魚市場が長浜地区に移転し、それに伴って何軒かのラーメン店と屋台が長浜に移ったことから、ラーメンが文化が芽生えたといわれる。この歴史からもわかるように、博多ラーメンの流れをくんだ長浜ラーメンは、豚骨スープ、ストレートの極細麺といった同様の特徴を持つが、麺に関しては、長浜ラーメンが起源だという説がある。これは市場関係者が競りの合間にすばやく食べられるようにと、ゆで時間が短い麺が使われるようになったようだ。...»

福岡県産 シロウオ

伝統漁法の仕掛けで獲る福岡の春の味!淡白な味は調理方法も様々

春の訪れを告げる”シロウオ”はハゼの仲間で、体長4~5センチ程で、背中の1列の黒点が特徴の白く透き通った魚だ。福岡市の西区と早良区の間を流れる室見川で、300年以上の歴史があるといわれる伝統的な漁法「やな漁」でとられており、やなが並ぶ景色は、町の初春の風物詩ともなっている。やな漁は、水温が上がり始める2月下旬頃から4月上旬頃まで行われ、その時期の川のほとりにはシロウオ料理を提供する店が並ぶ。酢じょうゆで喉ごしが味わえる踊り食いをはじめ、かき揚げ天ぷら、卵とじの柳川風など、様々な料理で楽しめる。 旬    2月 3月 4月...»

門司港 地ビール

ジャパン・アジア・ビアカップ2011金賞受賞の実力派ビール

麦芽はドイツから9種、ホップはアメリカ、ドイツ、チェコから9種、酵母はドイツより3種を使用し、「ヴァイツェン」、「ペールエール」、「ピルスナー」と味わいによって原料を組みあわせている。ヴァイツェンはフルーティーな香りの飲みやすいビール。6種の麦芽で作るペールエールは深いコクを持つ。ピルスナーはホップの程よい苦味と上品な香りに麦芽の甘みと香ばしさが特長だ。「ジャパン・アジア・ビアカップ2011」ではヴァイツェンが金賞を受賞。大正時代に作られていた九州最古のビールを復刻した「サクラビール」も人気。...»

白魚料理(福岡県)

一度は試したい白魚の踊り食い。ピチピチ跳ねるもいとおかし

西区と早良区の間を流れる室見川に白魚漁の「やな」と呼ばれる仕掛けが並ぶ。2月の漁解禁に合わせて毎年豊漁祈願祭を欠かさない。300年以上も前から伝えられてきた伝統的な漁で、白魚は福岡の春告魚なのだ。白魚は、長約4、5cmのハゼの仲間で、白くて透き通った小さな魚。獲れたばかりの白魚は、 室見川沿いに立つ飲食店や料亭などで味わえる。かき揚げや柳川風など食べ方はいろいろだが、踊り食いが最高。ピチピチ跳ねるのを呑みこんで喉ごしを楽しむもよし、噛んでほのかな歯ごたえと甘さを堪能するのもいい。...»

あぶってかも

塩味の効いた焼きスズメダイの身をホクホク楽しむ福岡の郷土料理

”あぶってかも”は、“スズメダイ”を使った郷土料理で、特に福岡で初夏の風物詩として親しまれている。網でとったスズメダイを漁船上でウロコや内臓をそのままに塩漬けにしたものを焼き、パリパリと香ばしいウロコと皮を剥ぎながら身だけを食べる。一匹まるごと焼くので、程よく脂ののった身は塩釜焼きのように蒸し焼き状態となってジューシーな味わいが楽しめる。焼いて(炙って)骨まで食べられる魚、噛むと「かも」の味がする魚、などの意味から、あぶってかもの名が付いたとされる。 旬    6月 7月...»

博多小女郎 吟醸磨き 壷

厳選された麦を50%磨いた、とっておきの麦焼酎

伝統的な酒造法と独自の貯蔵法を駆使し、更に杜氏の創意工夫を加え、常に本物を目指しながら、世間のブームに流されず、自分たちが「うまい」と思った酒だけを提供してきた福岡県の酒蔵「光酒造」。そこの自信作である本格焼酎の”博多小女郎”は深い香りと味を持ち、博多を代表する焼酎である。アルコール度25度の「博多小女郎吟醸磨き壷」は厳選された麦を贅沢に50%まで磨き造り上げた。黒く丸みをおびた渋く洒落た壷に収められ、おみやげやプレゼントにも喜ばれる。 明治45年創業の光安酒造株式会社から成り立ち、光酒造株式会社として分社独立し本格焼酎の製造販売を始めました。 博多駅や福岡空港から近く、工場裏手にはJR単線...»

高菜ライス

生産量日本一「高菜」を用いた福岡グルメは作り方が二刀流

高菜の漬物を用いる料理。卵を入れてチャーハンの要領で作る調理法と、油で炒めた高菜漬けを温かいご飯にまぜ合わせる2通りの調理法がある。 【歴史・由来】日本一の高菜の生産量を誇る福岡県では、高菜の漬物作りが盛ん。高菜ライス、ラーメンやご飯のお供としてよく食べられている。 【食べるシーン】主食として、またはラーメンのお供に。 【作り方】(チャーハンの場合)・細かく刻んだ高菜漬けと溶き卵、ご飯などを炒める。・醤油や塩、ゴマなどを入れて味を調えて完成。 【提供店】福岡県内のラーメン屋など。 【豆知識】高菜ライスで用いられる高菜漬けは、無料で食べられるラーメン屋の卓上アイテムとして人気。高菜ライ...»

成金饅頭

もっちりした生地にまろやかな風味の白餡が特徴的

九州の銘菓 「成金饅頭」。成金饅頭は 通常のどら焼きよりももっちりした生地に、まろやかな風味が特徴のうずら豆・隠元豆で作った昔ながらの白餡が入っている。結婚式、法事、慶弔など大切な日の贈り物によく用いられている。 昭和58年創業の喜久屋、創業100年の老舗・菓舗四宮を継承している「まとや」、特大の成金饅頭を販売している大石本家などで購入できる。...»

ピーナッツもやし

驚愕のスケールを持った巨大もやし

「ピーナッツもやし」は生ピーナッツを発芽させて、その新芽を食べるのが「ピーナッツもやし」。一般的なもやしとの違いとしてまず驚くのがその大きさだろう。一般的なもやしの3~5倍の太さ、そして全長3~5センチと、もやしとしては想像しがたいスケールを持っており、「ピーナッツもやし」の初見時はかなりのインパクトを感じるはずだ。ゆでるとその太い茎のシャキシャキとした強い食感とピーナッツの香ばしさで、今までにない味わいが楽しめ、天ぷらにすると香ばしさが増してよりおいしく食べられるとのことだ。...»

三毛門かぼちゃ

果肉のやわらかい由緒あるかぼちゃはパンプキンスープでぜひ

今から450年も昔に大分県で栽培が始まり、その後地元の土豪がこの種子を持ち帰ったといわれる「三毛門かぼちゃ」。豊前市のJR三毛門駅前のロータリーに大きなかぼちゃのモニュメントが鎮座している。これは、かぼちゃの里・三毛門のシンボルにと1995年、同市三毛門校区の区長たちが建てたもの。三毛門南瓜保存会では、カボチャづくり農家を増やすため、純正の種や苗を確保し、かぼちゃのワイン、焼酎の醸造・販売など意欲的に取り組んでいる。果肉がとてもやわらかいため、パンプキンスープや団子汁などにして食べるとよい。 旬    8月 9月 10月...»

関門たこ

ぷりぷりの歯ごたえと噛むほどに増すうまみ。受験生の縁起物にも

「関門たこ」とは、山口県下関市と福岡県北九州市の間にある関門海峡で育ったマダコのこと。本来は、北九州市小倉北区沿岸域の蛸壺漁で漁獲されたマダコのブランド名だ。激しい潮流に流されないように海底の岩にしがみつくため、筋肉が発達した短い足が特長。ぷりぷりっとした弾力はあるのに軟らかく、噛めば噛むほどうまみが滲み出てくる。縁起物として受験生に人気があるのが“関門おくとぱす”。下関市唐戸市場のタコ博士が研究を重ねて作り上げた絶品の蒸しだこで、「試験の前に『関門たこ』を食卓にのせると受験にパスする」という。 旬    7月 8月...»

おきゅうと

つるりとした涼感あふれる食感を薬味とともに酢醤油などで味わう

海藻のエゴノリを原料にしたもので、博多の朝食に欠かせない一品として昔から親しまれてきた。つるりとした食感と強い磯の香りが魅力で、味わいは淡白でいながら滋味にあふれ、毎日食べても飽きのこないおいしさだ。かたちは大判形で、1枚1枚丸く包んで売られており、これを細く切ってかつお節やおろししょうが、すりゴマなどをかけ、酢醤油などをかけて食べる。嗜好の変化からか最近は食卓に上る機会が減ったが、低カロリーでコラーゲンを含むうえ、整腸作用もある点に地元の会社がダイエット商品の材料として注目しヒットさせている。...»

ちまき

博多中洲で40年以上愛され続けるもちもちねっとり、名物の味

博多中洲の「點心世界」と聞けば、はかたもんの誰もが、一度は口にしたことのある中華ちまきを思い浮かべるはず。40年以上も昔から愛され続けてきたその味付けは現在でも変わらない。中国では縁起の良い食べ物として親しまれてきたちまきをグレードアップ。竹の皮に包まれた美しい三角形を解けば、もちもちかつねっとりとした食感の醤油味のちまきが顔を出す。内にはえび・栗・うずらの卵・高菜漬といったバラエティー豊かな具がゴロゴロ入っているという贅沢さだ。 ...»

戸畑チャンポン

やさしく、懐かしい、なじみんも味

蒸した細麺、トンコツ系スープ、たっぷりの野菜に、鶏やイカゲソのから揚げなどを入れた具。とばたっ子ならだれもが食べたことがあるなじみの味、戸畑チャンポン。戸畑、八幡の製鉄所が繁栄していた時代、安くてボリュームのあるチャンポンは多くの労働者に大変喜ばれ、その人気は現在まで受け継がれている。戸畑チャンポンの最大の特徴は麺である。太いゆで麺を使う一般のチャンポンとは違い、戸畑チャンポンに使われている麺は蒸し麺である。その麺は、昭和14年頃、田中励夫氏が中華料理店の店主・王福山から指導を受け、更に研究を重ね、蒸し麺を完成させた。戦後になって、二代目が戸畑で「田中製麺所」を創業し、その技は三代目に受け継が...»

博多ふわり(スフレ)

九州一人気の洋菓子店が福岡産の素材にこだわって作り上げた

博多の「チョコレートショップ」で、おみやげの品として人気なのが”博多ふわり”。雲のようにふわっとした食感のスフレは、チーズ味と、チョコレートの香り豊かなココアミルク味がある。チーズ味は、フランス産のクリームチーズをたっぷり使用して、低温でゆっくりと時間をかけて焼き上げることで、ふんわり柔らかな食感を実現。ミルクココア味にはベルギーのチョコレートを贅沢に使用している。 「チョコレートショップ」は博多のチョコのルーツともいわれ、1942年の創業当時は、チョコは高級品で、庶民が気軽に買えるものではなく、人気店になるまでは、毎日毎日、売れ残りのチョコレートが食卓に並んだという。それでも、安心、安全、...»

博多ぶらぶら(銘菓)

上質な餡と餅が命。特徴的なパッケージは一度見たら忘れらない

北海道産の小豆のさっぱりした餡で、白く、やわらかい求肥を包み込んだ「博多ぶらぶら」。自然で素朴な風味が持ち味、1929年(昭和4年)に創業した和菓子店「博多菓匠 左衛門」自慢の博多銘菓である。この菓子は餡と餅でできており、小豆は北海道産、お米は佐賀の一等米を使用している。素材を活かした自慢の餡と餅が楽しめる。...»

めんべい(明太子のせんべい)

海の幸の旨味で後を引く美味しさ

博多土産の定番である1909年(明治42年)創業の「山口油屋 福太郎」が作る、食べだしたら止まらない、リピーター続出、明太子をふんだんに使った、ほんのり辛いせんべい。最初にイカ、タコ、めんたいが磯の香りを口いっぱいに広げ、後味のピリっとした辛さが澱粉の甘さを切る。めんべいのメインの味となる「明太子」は博多の明太子メーカー、山口油屋福太郎の明太子を使用している。同社従来の製法である2度漬けで丁寧に作り上げた明太子だからこそ、コクと旨味がぎっしりつまった濃厚な味が実現できた。パリッ、サクサクとした歯ごたえなのに、食べてしまえば満足感が残る、やみつきになる美味しさである。バリエーションが豊富で定番の...»

博多通りもん(銘菓)

博多の伝統と西洋素材が相まってうまれたおいしいまんじゅう

1929年(昭和4年)に創業した博多の「博多西洋和菓子 明月堂」が作るまんじゅう。博多に伝わる和菓子の伝統に、バターや生クリームといった西洋菓子の素材をとり入れ、舌の上でとろけるような白あんを小麦粉の皮で包んだ銘菓だ。博多名物の祭りとして博多どんたくが知られており、どんたくの祭り衣装を着て、三味線を弾いたり、笛や太鼓を鳴らして練り歩く人たちを博多弁で「通りもん」と呼ぶところから名づけられた。1993年の販売開始以来、福岡、博多の土産品として、お取り寄せのスイーツとして人気が高く、2019年時点では年間に6400万個が生産されている。国際的に権威のあるお菓子コンテスト「モンドセレクション」におい...»

筑紫もち

素朴なおいしさの餅

九州を代表する和菓子、筑紫もち。博多しぼり風の小さな風呂敷の様な包み紙で一つ一つ包装され、小分けの袋から取り出すと、希少な大豆のタマホマレを引いた「きなこ」がまぶしてある餅が。「黒蜜」をかけて食べると、香ばしさと優しい甘みが口いっぱいに広がる。水ともち米にこだわって作ったもちは絶品。米は、筑紫平野などの九州産のヒヨク米を使用。水は、天然地下水を工房内にて六段階の精製過程を経てつくられた超ミネラル水を使用して、 もちを一層おいしく煉り上げている。天正年間(1573~1591・安土桃山時代)に博多で創業したと伝わる老舗和菓子屋「如水庵」の銘菓。...»

博多いかしゅうまい

新鮮なイカのぷりぷりとした歯応えがクセになる大きなしゅうまい

400年前から変わらず料理人から受け継がれている伝統製法で作られるイカを使ったしゅうまい。明治36年に創業の、福岡で5代続く練りもの屋「博水」の博多玄海いかしゅうまい、博多でとれた新鮮なイカを石臼ですり身にし、イカの旨みを存分に楽しめるようにと、シンプルな味付けを施して皮で包みこんである。ひらひらとした見た目も特徴的で、食卓に華を添えてくれる。ふわふわしたすり身の中にコリコリとしたイカの食感を楽しめる。イカは低脂肪、低カロリーで高タンパクと栄養的にも優れた食材。中でも肝臓内の有害物質排泄に効果的といわれるタウリンを豊富に含んでおり、その含有量は魚介類ではトップクラスといわれている。...»

名菓ひよ子

どこからみても愛らしい和菓子

全国的に知られている饅頭「名菓ひよ子」発祥の地は、昔からお菓子づくりが盛んだった福岡県の飯塚市。「丸い形の饅頭ではなく、もっと愛される饅頭を」という菓子舗「吉野堂」の二代目店主の想いが形になり、大正元年(1912年)に誕生した。ひよこを模した姿は見た目にも愛らしく、皆の人気者だ。ひよ子専用に小麦を製粉した「ひよ子粉」を、糖蜜とこね合わせた香ばしい皮。大きさや味などこだわりの隠元豆を、丹念にさらして「白雪餡」と呼ぶ生白餡をつくりあげ、雑味を取り除き、砂糖や卵黄を加え練り上げた上品でコクのある黄味餡。この絶妙なバランスが美味しさの秘密。東京オリンピックの頃に埼玉に工場を建設したため、「九州の名菓」...»

博多ぽてと(スイートポテト)

焼き芋のホクホク感をスイートポテトに取り入れた

九州で収穫された焼くと甘みが出る「さつま芋」を時間をかけてゆっくり焼いて、焼き芋ペーストにし、ホイップクリームを加えて、更に焼き上げたスイートポテト。しっとりしたやわらかさで、焼き芋の風味の純朴な味わい。電子レンジやオーブントースターで加熱すると、ホクホクしっとりの焼き芋スイーツ。冷蔵庫で冷やせば、ほんのり冷たいデザートに。1952年(昭和27年)に博多で創業した菓子店「二鶴堂」(にかくどう)が1996年(平成8年)より発売している土産菓子。...»

辛子明太子

辛くて甘くて、クセになる。ご飯との相性は抜群

塩漬けしたスケトウダラの卵巣を唐辛子を中心とした調味料に漬け込んだ博多名物で、定番のお土産品。唐辛子を使って漬け込む調理法は朝鮮が起源といわれる。辛子明太子の発祥は、戦時中に日本と朝鮮の交通の要所だった福岡に朝鮮から辛子漬けのスケトウダラの卵が輸入されたのが始まりといわれる。福岡市博多区に本社を置く、辛子明太子の製造したメーカー「ふくや」の創業者が、1949年にオリジナル商品としてが釜山でよく食べていた「たらこ」のキムチ漬け「明卵漬」を日本風にアレンジした「明太子」を初めて製造して、販売した。行列ができるほど人気の商品となり、地元同業者へも製造方法を教えて辛子明太子を広めた。福岡名物として全国...»

梅ヶ枝餅

梅の刻印入りのお餅は、焼きたてパリッの食感が身上

大宰府市内でよく見かける梅の刻印入りの焼餅。もち米とうるち米をブレンドした薄いお餅の生地で、小豆あんをくるみ鉄板で焼き上げる。太宰府天満宮の祭神である菅原道真が不遇の配所時代に困窮した生活を送っているのを近在の尼さんが見かねて、道真公が好んだ梅の枝に添えて焼餅を差し上げたという逸話に由来するもの。梅は使用していないため、梅の味や香りがするわけではない。焼きたてのパリッとした香ばしい食感と素朴な味わいの餡子餅。参道周辺には、食べ歩きやおみやげ用のテイクアウトができる梅ヶ枝餅の販売店が30軒以上あり、神社の門前などでみなアツアツを幸せそうにほおばっている。お土産として持ち帰る場合はやわらかい食感に...»

博多なかなか(ドライ明太子)

丁寧に仕込んだ明太子を乾燥させた、おつまみ向きの濃厚な旨味

明太子を独自の製法で干すことにより旨みを凝縮させた中島商店の「博多なかなかドライ」。同じように独自の製法で明太子の外皮部分を乾燥させた明太子の皮ジャーキー風のドライ明太子「博多なかなか皮ドライ」。さらにはドライを桜のチップで燻製した「博多なかなかスモークドライ」がある。からすみにも似た食感は噛めば噛むほどに旨みが増し、ひと片でも口中で広がる旨みが堪能できる。小さく刻んでそのまま食べても良し、軽く炙れば香ばしさが加わり、また違った味わいが楽しめる。濃縮された味がお酒のつまみにもぴったり。パスタ等にからめるといった使い方でも活躍する。未開封の状態で常温での持ち運びが30日と保存可能なので、辛党な人...»

千鳥饅頭

舌の上で真珠が転がるような、まろやかな味わい

千鳥饅頭のルーツは1630年(寛永7年)に創業した和菓子店「松月堂」のかすていらと丸ボーロ作りに始まる。1927年(昭和2年) に松月堂の支店として「千鳥屋」を出店し、その際に考案された菓子が「千鳥饅頭」。北海道産の手亡豆(白いんげん豆)とザラメを使い、口の中でさらりととける味わいが特徴の白餡を、契約農家に“指定した餌”を使って飼育した鶏の卵を使用して、水を一切使用せず米飴と蜂蜜で捏ね上げたカステラ生地で包み込み、焼き上げたお饅頭である。その名は「水鏡せると伝ふる天神のみあしのあとに千鳥群れ飛ぶ」と菅原道真公が詠んだ和歌にちなんで千鳥饅頭と名づけられた。頭の表面に千鳥の焼印が押されている。...»

チロリアン

サクッとやさしい焼き上がり。チロルのロマンが香る

オーストリアのチロル州、チロル高原に伝わる伝統菓子のレシピで焼き上げたチロリアンクッキーをロール状にし、特製のクリームをつめて1962年(昭和37年)から発売されたお菓子。厳選された材料と芳醇な発酵バターを、ふんだんに練りこみサクっと焼き上げたロールクッキーに、乳化剤を使用しない千鳥屋特製の植物性油脂を使用したコーヒー、バニラ、ストロベリー、チョコレートの4種類の口どけなめらかなククリームを詰めている。形状は「ロング」と呼ばれる定番商品のほか、小さめの「ショート」、ゴーフル状の「ハット」が展開されている。...»

黒棒(焼菓子)

農家で作られてきたとも言われる手づくりのお菓子

筑後地方が発祥とされるお菓子”黒棒”は、黒砂糖、卵、小麦粉、重曹を手作業でこねた生地を寝かせ、棒状に成型してオーブンで焼いて作られる。適当な長さに切り揃えた後、黒砂糖やショウガで作った糖蜜を表面に塗り、乾燥させる。黒棒の起源ははっきりしないが、主に九州地方(福岡県筑後地方や佐賀県、熊本県)で作られてきた焼菓子の1種で、かつては九州で小麦だけではなく、サトウキビ栽培と黒砂糖製造もおこなわれていたので農家が菓子として作ったのではないかといわれる。お茶請けとして親しまれている「黒棒」だが、本来は夏バテ防止の夏菓子であったといわれ、カルシウムやミネラルがたっぷり入った健康食品。子どものおやつにどうぞ。...»

博多の女(銘菓)

博多人形の優しくて美しい面影が伝わる博多の代表名菓

1952年(昭和27年)に創業した菓子店「二鶴堂」(にかくどう)が1972年(昭和47年)から販売している博多の土産菓子「博多の女(ひと)」。洋菓子が普及したことから和洋折衷の菓子を考え、しっとりとやわらかな食べやすい一口サイズのバームクーヘンに、ほどよい甘みの和菓子の餡(小豆の半羊羹)を詰めた。パッケージデザインには発売時から「博多の女」をイメージさせる博多人形の写真を用いて、包装紙には博多の伝統を表現した博多絞り模様を用いている。ユニークなお菓子でありながら、どこか懐かしい、素朴なおいしさ。白餡ベースのまろやかなミルク羊羹をあまおう苺味のバームクーヘンで包んだ「あまおう苺ミルク味」、福岡県...»

二○加煎餅

博多二和加のお面を模ったユニークなデザインは印象的なみやげ

「二和加」とは宴席や路上で行われた即席の芝居で、路上で突然始まり、注目を集めたことから「にわか」と呼ばれるようになった。博多二和加は半面をつけた演者が、博多弁で時の世相を即興で風刺する。その博多二和加の鼻の脇から目の上部までを覆う長方形のユーモラスな面を模り、東雲堂(とううんどう)が製造している、1906年(明治39年)に発売された”二和加煎餅”はせんべいではなく「せんぺい」と読む。上質な小麦粉とたっぷりの卵を使った甘い煎餅で、サクサクした歯ざわりがおいしい博多の代表的なお菓子。原料を精選し、オリジナル製法で作られている。サイズは特大・中・小の3種類あり、またサイズとは別に「形状」も平らな煎餅...»

鶴乃子

バレンタインのお返し、ホワイトデーは「石村萬盛堂」が始まり

丸みをおびた卵形の箱を開けると、紅白の可愛らしい小さい包みが交互に並んでいるのが印象深い”鶴乃子”。ふんわりふくよかなマシュマロ生地の中は、手亡豆と卵黄でつくった風味豊かな黄味あんで、甘さをおさえた上品な味わい。より自然に近い素材を追求し、製造されている。1905年(明治38年)創業の石村萬盛堂(いしむらまんせいどう)で作られている菓子で、福岡市の土産菓子として知られる。日本三大銘菓のひとつに数えられる鶏卵素麺を専門に作っていたが、鶏卵素麺が卵の黄身のみを原材料とするため、白身が余ってしまうため、この余った白身をマシュマロにして、中に黄身餡を入れ発売した。3月14日の「ホワイトデー」はマシュマ...»

鶏卵素麺(銘菓)

340年もの長きにわたり受け継がれてきた伝統菓子

「金沢森八」の”長生殿”、「長岡大和屋」の”越乃雪”と並んで日本三大銘菓のひとつに数えられた「博多松屋」の”鶏卵素麺”。その元祖は17世紀、安土桃山時代に、鎖国下の南蛮貿易のためにポルトガル人商人が出入りしていた肥前国の平戸(長崎)に伝来した南蛮菓子”フィオス・デ・オーヴォス(ポルトガル語で「卵の糸」)”。 砂糖が高級食材だった時代に黄味と砂糖のみでできている菓子で、氷砂糖の飽和水溶液を沸騰させて作った蜜の中に卵黄を細く流し入れて素麺状に固め、取り出して冷ましてから切り揃えている。江戸時代初期に刊行された『料理物語』菓子の部にも「玉子素麺」として製法が記載されている。 340年ほど前の江戸時...»

いつもじ(銘菓)

伝統とオリジナリティが光る上品な久留米銘菓

久留米で最も古い歴史を持つ1875年(明治8年)創業の和菓子店「吉金菓子舗」(よしかねかしほ)にて、創業時から作られている久留米水天宮のお守り札に書かれた5つの梵字をデザインした千菓子。もち米を薄く焼いて、間に柚子砂糖をはさんだ上品な一品だ。 ...»

博多じまん(まんじゅう)

白いんげん豆と小豆の餡が自然な甘さの素朴で柔らかなまんじゅう

でこぼこと焼き上がった茶色の薄皮が素朴なイメージのおまんじゅう”博多じまん”は、上品な包装で博多みやげとして人気の高い銘菓である。一見、あずきだけのつぶあんに見えるが、“てぼう豆(白いんげんまめ)”を加えて練り上げられているのが特徴。てぼう豆を加えることで、甘みが自然でまろやかさになり、優しい風味に仕上がっている。「博多通りもん」の製造で有名な1929年(昭和4年)に創業した博多の「博多西洋和菓子 明月堂」が作るまんじゅう。緑茶などの日本茶にはもちろん、コーヒーや紅茶のお供にもよくあう和スイーツだ。...»

八女茶

日本有数の高級茶の名産地

八女地方(八女市・筑後市・八女郡)は、地質的に筑後川と矢部川の両河川から運搬された腐葉土が交互に堆積した沖積平野。霧の発生しやすい土地柄でもあり、茶畑があるなだらかな山の斜面を霧が覆い、太陽光を適度に遮ることで、茶の旨み成分であるアミノ酸類の生成を促進している。煎茶・玉露ともに香り豊かで味は濃厚、まろやかなコクを感じることができ、多くの人に愛されている。また、玉露は過去5年連続農林水産省を受賞している。春になるとあおあおと茂るその茶畑が九州自動車道八女IC付近の上り線の車窓で楽しめる。...»

いかの明太詰

ご飯のおかずにビールのつまみに大人から子供まで大人気

素材にこだわり、安心、安全、本物のおいしさを追求している「味蔵」。辛子明子をヤリイカをたっぷり詰め甘辛く味付けした「いかの明太詰」。ピリリ!とした辛味とぷりっぷりっ!の歯ごたえが特徴だ。冷たいままでも、温めてもおいしく食べられる。上品に盛り付けて酒のつまみに、ガブリと豪快に丸かじりしてご飯のおかずに、また、手頃なひと口サイズなのでそのままおでんのたねに!など食べ方いろいろ。関東地方や関西地方にもファンが多い人気の品だ。...»

林檎と葡萄の樹「アップルパイ」

りんご畑にあるアップルパイが人気の店

古民家を思わせる風情ある店構えが人気のカフェ「林檎と葡萄の樹」で出される”アップルパイ”は、りんごのおいしさを余すことなく届けたいとの思いからうまれたもの。独自の配合でブレンドした小麦粉を使い一枚一枚丁寧に折り込んで仕上げたサクサクのパイ生地に、溢れんばかりのりんごを贅沢に使用したシャキシャキ食感が残ったコンポートが入っている。収穫したりんごに合わせて、甘さと酸味のバランスを調整し、ほんのりシナモンの香りがアクセントになった、一度食べたら忘れられない逸品。自家農園の新鮮なりんごがたっぷり詰まった手作りだ。店一番の人気商品で、このアップルパイを目当てに遠方からも客がやって来るという。ほかにも、お...»

梅の実ひじき

ご飯のお供やお握りの具で活躍する十二堂えとやのふりかけ

福岡県太宰府にある「十二堂えとや」の”梅の実 ひじき”は、しそ風味の肉厚のひじきとカリカリの梅の実、胡麻の爽やかな味わいと食感が人気の商品。塩分を控えめにすることでひじき本来の旨みがしっかりと味わえ、梅の実の味とカリッとした歯応えが、味わいと食感の絶妙なアクセントになり、クセになるおいしさ。「これだけでご飯が止まらない!」と、リピーターも多いという、ご飯がすすむ生ふりかけ。ミネラルも豊富で、体に優しいのも嬉しい。地元福岡では、「太宰府~ えとやの~ う~めの実ひじき♪」と、ラジオのCMソングでも親しまれているようだ。...»

茅乃舎だし(焼きあご入)

博多雑煮は「あごだし」が基本。一般に比べうまみ成分10倍と超美味

“あご”とは飛魚のこと。長崎から佐渡近辺の日本海側では、トビウオを香ばしく焼いて干した「焼きあご」を乾燥させて煮出した「あごだし」が、ダシのメインとして活用している。あごは、焼くことでうまみがギュッと凝縮するだけでなく、香ばしい風味が加わる。長崎県や福岡県の醤油メーカーがあごだしを商品名に冠した粉末だし・めんつゆ・だしパックを商品化。海上を飛ぶトビウオの体は、雑味の原因になる脂肪分が他の魚より少なく、あごだしは一般的なだしと比べて天然アミノ酸が8~10倍含まれているともいわれ、スッキリと上品で、深みのあるうまみと味わいはプロの料理人が利用するほど。特に福岡産のあごだしは評価が高く、博多では正月...»

マンハッタン(ドーナツ)

50年以上に渡って人々に愛され続けるサクサクドーナツ

福岡県の製パン会社「リョーユーパン」が1974年に開発し、現在でもパンの売り上げランキングの上位へ入っているロングセラーのドーナツ「マンハッタン」。生地は硬めで歯応えがある特有のサクサク感を持ったドーナツと、コーティングしてあるチョコレートの程よい甘さの絶妙さが人気を呼び、長年に渡って多くのファンに支持される超ロングヒット商品となった。現在では、オーソドックスな「マンハッタン」に加え、クッキークランチをトッピングした「クッキークランチマンハッタン」も発売。当時の開発担当者が米ニューヨークのマンハッタンを訪れ、そこで見つけたドーナツを参考にしたため、そのまま地名が商品名となった。今では福岡のみで...»

じゃがりこ(明太子味)

明太子のつぶつぶも入ってた州限定のじゃがりこ

全国的におなじみのじゃがいものスナック菓子「じゃがりこ」の九州限定販売の明太子味。スティック状のスナック菓子のベースに明太子のツブツブがついて、ほわっと口の中に明太味が広がる。独自の製法で“はじめカリッとあとからサクサク”の心地よい食感、口に残る明太子の味にほんのりピリ辛であとを引くおいしさだ。長く愛される商品になって欲しいと願い「食べだしたらキリンがない」のコピーから、キリンのキャラクターになったという。そのキャラクターの「じゃがお」が小袋に画かれ「明太子好きなあなたはイケメンタイ!」などの明太子づくしのダジャレが書かれている。箱を開けた時から楽しいお菓子。...»

博多あまおう ひよ子のたまご

博多駅、小倉駅の限定販売!ちょっとかわったいちごケーキ

ひよ子で有名な福岡のひよ子本舗吉野堂から、「可愛いひよ子からたまごが生まれました」のキャッチフレーズで、卵の形をしたかわいいケーキが誕生した。福岡県を代表するブランドいちご「博多あまおう」を贅沢に使用した、ほどよい酸味と優しい甘さ香る「ひよ子のたまご」。卵の殻は優しい甘さのあまおうフォンダンチョコレート、白味はしっとりソフトなガレット生地。黄味は、濃厚な甘みを放つ博多あまおうを丁寧に炊き上げた真っ赤なあまおうジャム。JR博多駅・小倉駅限定のひよ子のたまご。...»

詠笑惠(銘菓の詰め合わせ)

博多通りもんでおなじみ、博多名菓の老舗が誇る、おすすめセットで自慢の味を食べ比べる

1929年創業の博多名菓の老舗「明月堂」が誇るお菓子を詰め合わせた、おいしさも楽しさも色とりどりのお得なセット。創業以来、地域に特化した独創的な菓子づくりで地元のファンも多く、おみやげや贈答品として人気が高い。箱に詰まった見た目にも楽しい数々のお菓子に、食べる前から期待が膨らむ。明月堂のお菓子のネーミングは詠笑惠に見られるように、個性的なものが多いが、その由来はすべて文化、歴史、博多の方言から名づけられている。そんな地域を思う老舗の誇りが地元のみならず全国に広く愛される秘密になっているようだ。詠笑惠は博多で、祝宴や酒宴の席で唄う歌の中で、博多んもんの心意気を伝える明るく力強い節回しやはやし言葉...»

めんたい味かりんとう

お父さんはビールに!子供はおやつに!大人も子供もイケるお菓子

1909年(明治42年)創業の明太子屋「山口油屋 福太郎」が作る、ほんのりとした甘さと、ピリッとした辛さが絶妙なバランスの「めんたい味かりんとう」。福岡県産小麦で生地を作り、国産米油100%で揚げ、サクサクに仕上げたかりんとうに辛子明太子の粒がまぶしてあり、口に入れると優しい辛さが後からピリッ!お酒のお供にはもちろん、子供でも食べられる辛さなので、おやつとしても人気がある。ほかにも、ちょっと懐かしい味のする”明太カレー味かりんとう”がある。食べ切りサイズの小袋入りで、1袋80グラム入り。...»

博多のへそ(クッキー)

老舗が作った新感覚の生クッキー

1929年(昭和4年)に創業の老舗和菓子屋「博多菓匠 左衛門」は、素材にこだわり、健康に良い手作りの味を受け継ぎながら時代に合う菓子作りに励んできた。その博多菓匠 左衛門が発売した”博多のへそ”は、「へそも驚く新食感!」という楽しいキャッチコピー。丸型のソフトクッキーで、袋を開くとバターの香りが広がる。生地の中心にチョコレートクリームを入れ、薄くしっとりと焼き上げたクッキーは新感覚のおいしさだ。...»

九州の味ラーメン うまかっちゃん

お手軽!九州風豚骨のインスタントラーメン

福岡であれば、ほとんどのスーパー・コンビニに置いてある「うまかっちゃん」。近畿・中国・四国・九州・沖縄地区限定で発売されている、家で簡単に食べられる袋麺(インスタントラーメン)のとんこつラーメン。ハウス食品が1979年に九州限定の豚骨味ラーメンとして発売開始。「うまかっちゃん」は博多弁で「おいしいんだよ」の意味。...»

梅酒ケーキ

和菓子の名店「天山」が作る梅酒を効かせた和洋菓子

地元の「大賀酒造」が大宰府の梅で造った梅酒を使って作られている和洋折衷のケーキだ。カットした瞬間からふわっと梅酒のいい香りが漂い、食べると、しっかりとした梅酒の味わいに加え、混ぜ込んである刻んだ梅の実が食感と味のアクセントになっていておいしい。梅酒ケーキを作っている「天山」は太宰府天満宮の参道にある和菓子屋で、最中、だんご、どら焼き、アイスなど、多数の菓子を扱い、その味にも定評がある名店。太宰府のシンボルの一つ鬼瓦の形の鬼瓦最中で有名で、お参りに行った際はぜひ立ち寄りたい。...»

博多バームスティック

バームクーヘンが軽~くスリムにサクサクに

バームクーヘン一筋に培った1952年(昭和27年)に創業の菓子店「二鶴堂」(にかくどう)の技術と経験をもとにして作られた新しいスタイルの洋菓子。卵をふんだんに使用し、専用のマーガリンでしっとり焼きあがったバームクーヘンをスティック型にカットして、更に低温でじっくり手間を惜しまずに焼き込んである。独特のカリッ、サクッとした食感に仕上げた、手軽に食べられるスティックタイプのお菓子であり、今までにない「味」と「食感」が楽しめる。味はやさしいシュガーの甘さの「プレーン」と、福岡を代表する苺の王様「あまおう」を使用した「博多あまおう苺」、キャラメルを練りこんだバームクーヘンに糸島産「またいちの塩」とクラ...»

国産巣みつ(ハチミツ)

養蜂一筋の名人がこだわって生産する巣ごと食べるはちみつ

巣蜜(コムハニー)とは、ミツバチの巣ごと食べる自然のままのハチミツのこと。養蜂家は、ミツバチが約10センチ角の箱に蜜だけを集めて巣を作るようにする。花粉や幼虫をうまく分離させ、ハチミツだけで巣を作らせるのは熟練した職人技だ。蜂は、集めてきた蜜をみずからの羽で風を送り熟成させ、濃度が約85%になった時、分泌液(蜜ろう)で巣房をふさぐ。ハチミツは巣の中に閉じ込められている状態が鮮度、味、栄養、すべてにおいて最高といわれており、まさに巣蜜はこれ以上ない極上品。一般のハチミツに比べて、香りが強く、濃厚な味を保ち、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、酵素といった栄養素も多く含んでいるため、健康や美容にも良...»

なんばん往来

年間400万個も売れる、さかえ屋の代表的なお菓子

アーモンド粉100%で焼き上げたふっくらとした生地を、発酵バターの風味が贅沢な512層のサクサクパイ生地で包んだお菓子。512層というのは、一般的なパイ生地の約10倍で、開発に13年の時間を費やしたこだわりの製法だ。中に入ったジャムが味のアクセント。中に入れるジャムは、ほんのりとした酸味が甘みを引き立てておいしい定番の「ラズベリー」に加え、季節限定で、春~夏は「ブルーベリー」、秋~冬は「マロン」の3種類。1949年(昭和24年)、に飯塚市で創業した菓子製造会社「さかえ屋」から、1984年(昭和59年)に発売された焼き菓子で、扱っている菓子の種類が300を超える「さかえ屋」の和洋菓子のラインナッ...»

赤い恋人(博多めんたいこんにゃく)

博多名物、辛子明太子とこんにゃくのコラボレーション

生いもこんにゃくに辛子明太子を混ぜ、練り上げて作られる”赤い恋人”はピリリと辛く、明太子のツブツブ感とこんにゃくの歯ごたえがあり、こんにゃくの食感と明太子の味が楽しめ、酒のつまみにもってこいだ。自然に恵まれ、農産物が豊富な八女で、素材を吟味し、手作業で作っている。簡単に食べられるようステック状になっていて、袋を開けてそのまま食べることもできる。薄くスライスして刺身こんにゃくにしたり、サラダにのせたり。また焼いたり炒めたりすると、ひと味違った味わいが楽しめる。...»

くろがね堅パン

北九州名物、非常に堅いビスケット

その名の通り、非常に堅い乾パンのようなビスケットの一種。保存性に優れているため、災害時の食料に使用される保存食であり、栄養補給食品。大正末期、官営八幡製鐵所が現在の北九州市八幡東区に精米工場を建設した際、精米の過程で出る胚芽を試験的に焼いたのが、同市における堅パンの始まりと言われている。 当時は八幡製鐵職員の体力消耗が激しく、一般のパンでは栄養が足りないため、カロリー及び栄養補給食として普及した。子供のアゴの発育に良いという意見もあって、北九州市の名物となった。非常に堅いため、パッケージの注意書きに歯の弱い方はコーヒー、紅茶、牛乳などにひたして食べるとよいと書いてあるほど。噛めば噛むほど味が出...»

ぬか味噌炊き

ぬかは美肌、腸整作用に効果あり!ヘルシーな調味料

ぬか炊きは、江戸の後期に豊前の国で保存食として鮮魚をぬか床(ぬかみそ)で炊き込んだのが始まりとされる、北九州名物になっている郷土料理。全国的にぬかみそを調味料として炊き込む料理は珍しい。創業明治38年の老舗の鮮魚店「活魚 吉勝」では、100年受け継がれている「ぬか床」を毎日手をかけて使用し、蓄えた旨みが染み込んでいる。そのぬかを使った”ぬか味噌炊き”は、ふっくらとした身と骨まで食べられる柔らかさで、そのまま食べても、お茶漬けにしても、酒の肴にしてもおいしい。高血圧予防に効果的な「サバ」、食物繊維が豊富な「たけのこ」、DHAやEPAなど栄養たっぷりな「イワシ」、カルシウムが豊富な「ちりめん」など...»

またいちの塩 焼塩

昔ながらの丁寧な製法で生まれる、深い味わい

釜で3日間炊き上げ、杉樽で寝かせた昔ながらの製塩法で「またいちの塩 焼塩」は、作られています。 製塩所「工房とったん」 玄界灘の内海と外海がぶつかり合い、海と山の豊富なミネラルが交わる糸島半島の先端で、海の恵みをたっぷり味わえる塩作りを行っています。 100%海水を使用 原料は100%海水を使い、くみ上げた海水を立体塩田の上から竹を伝わせて10日間ほど循環させます。濃度が濃くなった海水を塩田から平釜に移し、ゆっくり煮詰めて結晶をすくい、杉の樽で一晩寝かせます。こうして「またいちの塩」(炊塩)ができるのです。 またいちの塩 焼塩の特徴 このしっとりした炊塩をさらにじっくりと鉄釜で煎る...»

めんたいマヨネーズ

旨味をたっぷり蓄えた明太子をマヨネーズと合わせた贅沢な調味料

辛子明太子を製造する「島本」がたっぷりと生の“明太子”を使用して、マヨネーズとあわせたのが“めんたいマヨネーズ”。手軽に使えるチューブタイプで、パスタに和えたり、サラダに添えたり、野菜スティックのディップソースに使えるほか、パンに塗ってトーストで味わうなど、アイディア次第で様々な料理でその旨みを発揮する。明太子のプチプチした食感とキリッとした旨味、まろやかなマヨネーズがうまく絡んだ味わいは、調味料とは思えない濃厚な旨さが楽しめる。鮮度にこだわって冷蔵販売。...»

はかた地どり水炊きセット(コラーゲン入り)

はかた地どりの旨味を凝縮した水炊き

自然豊かな環境で育てられた「はかた地どり」は、旨み成分のイノシン酸がブロイラー(食肉用に大量生産されている鶏)と比べて40%も多く、噛むほどに旨みがにじみ出てくる、きめ細やかでサクッとした肉質が特長だ。”はかた地どり 水炊きセット”は、コクと旨みのあるはかた地どりの厳選された鶏ガラを時間をかけてじっくり煮込んで作った白濁スープで、本場の味を堪能できる。セットにはぷりぷり食間の地鶏の切り身だけでなく、肉汁をたっぷり含んだつみれや肉団子も入っているので、いろいろな食感ではかた地どりが味わえる。添える野菜は水気が出てしまう白菜ではなく、スープを吸ってくれるキャベツがおすすめ。...»

銀だらみりん漬け

銀鱈の良質の脂が口の中で溶けていく

銀鱈は、駿河湾、アメリカに生息する大型深海魚で、外見がタラによく似ているが、ホッケに近い魚。甘みのある脂と、白濁した柔らかい白身が特徴で。人気の高級魚。”銀だらみりん”は、銀ダラをしょうゆベースのみりん液に漬け込んで、味を染みこませたもので博多名物になっている。均等な漬け加減になるよう、季節、天候によって漬け時間を調節し、漬けてる間にも、上下を入れかえたり、裏表をひっくり返したりと、丁寧な手作業が行われ、仕上げには、博多らしく白ごまで風味が付けられる。脂ののった肉厚の銀ダラと本みりんの絶妙な風味が食欲をそそる。ジューシーでふあっとした旨みが口の中に広がり、ご飯にぴったり。子供から大人まで大人気...»

腹詰め明太いわし

新鮮イワシにたっぷり明太子を詰めた逸品

国産いわしを丁寧に開き、辛子明太子の調味液でじっくりとイワシを漬け込んで、その腹に辛子明太子を詰めた「腹詰め 博多 明太 鰯」。明太子の旨みが外からも中からもしっかりとイワシに染み込むので、濃厚な味わいが堪らない。皮目がパリッとするまでじっくり焼くことで、いわしの脂と明太子の旨味が合わさる。フライパンやグリルで焼くだけと、調理も簡単なのが嬉しい。そのまま食べてもおいしく頂けるが、卵焼きの芯に入れて”めんたいいわし卵焼き”や、肉の変わりにめんたいいわしを使った”めんたいいわしハンバーグ”など、豊富なアレンジ料理も楽しめる。...»

アクロス福岡

アクロス福岡は、福岡県福岡市中央区天神一丁目1番1号に位置する、官民が協力して運営する複合施設です。この施設は福岡県の施設である「福岡県国際文化情報センター」と、民間が運営するオフィススペースや商業施設が共存しています。管理運営は、公益財団法人アクロス福岡(県施設)とエイ・エフ・ビル管理株式会社(民間施設および共用部)が行っており、1995年4月に開業しました。 概要 - アクロス福岡 ランドマークとしての役割 アクロス福岡は、福岡市の旧県庁跡地に建設された新たなランドマークであり、国際文化交流の拠点として機能しています。隣接する天神中央公園と一体となって、自然との共生をテーマにした潤い...»

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