1929年(昭和4年)に創業した博多の「博多西洋和菓子 明月堂」が作るまんじゅう。博多に伝わる和菓子の伝統に、バターや生クリームといった西洋菓子の素材をとり入れ、舌の上でとろけるような白あんを小麦粉の皮で包んだ銘菓だ。博多名物の祭りとして博多どんたくが知られており、どんたくの祭り衣装を着て、三味線を弾いたり、笛や太鼓を鳴らして練り歩く人たちを博多弁で「通りもん」と呼ぶところから名づけられた。1993年の販売開始以来、福岡、博多の土産品として、お取り寄せのスイーツとして人気が高く、2019年時点では年間に6400万個が生産されている。国際的に権威のあるお菓子コンテスト「モンドセレクション」においても23年連続金賞を受賞し、その味は世界にも認められている。主に博多を中心とした福岡近郊でしか販売していないので、地元へのおみやげとしてもぴったりのお菓子だ。