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くろがね堅パン

(かた)

北九州名物、非常に堅いビスケット

その名の通り、非常に堅い乾パンのようなビスケットの一種。保存性に優れているため、災害時の食料に使用される保存食であり、栄養補給食品。大正末期、官営八幡製鐵所が現在の北九州市八幡東区に精米工場を建設した際、精米の過程で出る胚芽を試験的に焼いたのが、同市における堅パンの始まりと言われている。 当時は八幡製鐵職員の体力消耗が激しく、一般のパンでは栄養が足りないため、カロリー及び栄養補給食として普及した。子供のアゴの発育に良いという意見もあって、北九州市の名物となった。非常に堅いため、パッケージの注意書きに歯の弱い方はコーヒー、紅茶、牛乳などにひたして食べるとよいと書いてあるほど。噛めば噛むほど味が出る、ミルク・砂糖で甘みが付いて、ほんのり甘くてちょっと懐かしい素朴な味。

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くろがね堅パン
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