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門司港レトロ

北九州の異国情緒漂う観光スポット

門司港レトロは、福岡県北九州市門司区に位置し、かつて外国貿易で栄えた時代の建造物を中心に、大正レトロ調に整備された観光スポットです。JR門司港駅周辺には歴史的建造物が数多く残り、ホテルや商業施設がレトロな雰囲気を醸し出しています。国土交通省の「都市景観100選」に選ばれ、さらに土木学会デザイン賞2001では最優秀賞を受賞している名所です。

歴史的背景と観光地としての発展

門司港レトロの整備は1988年(昭和63年)から始まり、1995年(平成7年)3月にグランドオープンしました。その後、観光客数は順調に増加し、2003年(平成15年)には対岸の山口県下関市にある巌流島がNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の舞台となり、年間255万人もの観光客を集める人気スポットとなりました。

また、門司港地区の観光振興と地域活性化が評価され、平成19年度の手づくり郷土賞「地域活動部門」を受賞、さらに平成28年度には同賞の大賞を受賞しました。

観光客を魅了する周遊ルート

門司港レトロは、福岡県門司区と対岸の山口県下関市との間に広がる関門海峡を挟んで、唐戸や巌流島との周遊ルートとしても人気があります。観光船やトロッコ列車で気軽に移動できるため、多くの観光客が訪れています。

門司港レトロの歴史的建造物

近代建築の宝庫

門司港レトロには、歴史的価値のある建造物が多数存在します。以下はその代表的なものです。

新たに竣工した施設

門司港レトロ事業開始以降、新たに建設された観光施設も多く、観光客を楽しませています。

門司港レトロのイベント

年間を通じて多くのイベントが門司港レトロで開催され、観光客を楽しませています。特に冬のイルミネーションや花火大会など、季節ごとのイベントは見逃せません。

門司港レトロ名物

門司港発祥の焼きカレー

門司港で生まれた焼きカレーは、この地域を代表する名物料理です。門司港焼きカレーマップには、23店舗が紹介されており、さまざまなアレンジを楽しめます。

バナナの叩き売り

門司港で始まった「バナナの叩き売り」は、独特の口上が特徴です。9月から10月にかけて行われる「バナナフェア」では、実演を見ることができます。

アクセスと交通手段

門司港レトロへは、さまざまな交通手段が利用できます。JR門司港駅は観光エリアの中心にあり、バスや船を使って周辺エリアへのアクセスも便利です。

主な交通手段

夜景の魅力

門司港レトロは、夜になると照明デザイナー石井幹子による照明演出「門司港レトロ・ナイトファンタジー」が開催され、幻想的な風景が広がります。特に春や秋の夕方から、冬の早い時間帯にかけて美しい夜景が楽しめます。

まとめ

門司港レトロは、歴史的建造物と新たに整備された観光施設が融合し、異国情緒あふれる魅力的な観光スポットです。四季折々のイベントや美しい夜景、そして焼きカレーやバナナの叩き売りといった名物が訪れる人々を楽しませます。観光客にとっては、過去と現在が交錯するこの地で、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。

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門司港レトロ

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