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マリゾン

(Marizon)

マリゾンは、福岡県福岡市早良区百道浜に位置する、海の上に造られた複合商業施設です。この施設は、福岡市のランドマークとして、地元住民や観光客に親しまれています。目の前に広がる美しい白砂のビーチと、博多湾に沈む夕日を楽しむことができる特別な場所です。

開発の経緯と歴史

ウォーターフロントプロムナード構想の誕生

1986年(昭和61年)1月、シーサイドももちの海浜部において、「ウォーターフロントプロムナード」という構想が生まれました。このプロジェクトは、海上に人工地盤を築き、商業施設を建設するというものでした。福岡市と港湾建設業者が協力し、1987年(昭和62年)10月に「博多海洋開発株式会社」を設立。翌年には福岡市と地元企業が参画し、第三セクターとして本格的に事業が開始されました。

マリゾンの開業と初期の人気

1989年(平成元年)3月17日、「マリゾン」という名称で施設の供用が開始されました。その年の7月には、港湾計画に位置付けられ、同年12月1日には福岡市海浜公園の開園に伴い、正式に商業施設としての営業が始まりました。当初は「21世紀に伝えたい福岡の宝物No.1」に選ばれるなど、多くの福岡市民に愛され、人気を集めました。

営業内容の変遷とリニューアル

マリゾンの初期の施設には、ウエディング用の教会、イタリア料理店、マリンスポーツショップ、衣料店、渡船場などがあり、幅広い層の来場者に利用されていました。しかし、2000年頃からは営業不振により経営が悪化しました。2003年には新たに株式会社マリゾンが設立され、翌年の2004年に全面リニューアルが行われました。現在では、結婚式場としての施設が再オープンし、再び多くの人々に利用されています。

現在の施設内容

魅力的なショップとサービス

現在のマリゾンには、「オーシャン&リゾート マリゾン」や「アルファースタンス」、「THE BEACH」、「マンマミーア」、「Big Banana」などの多彩な店舗や施設が集まっています。これらの施設は、海辺のリゾートとしての雰囲気を楽しむためのさまざまなサービスを提供しており、訪れる人々に特別な体験を提供しています。

ウミナカラインとアクセス

また、マリゾンには安田産業汽船が運航する高速船「ウミナカライン」の発着場があり、ここから海の中道海浜公園へのアクセスが可能です。この船旅は、博多湾の美しい景色を楽しみながら、短時間で移動できる人気のアクティビティとなっています。

マリゾンのギャラリー

美しい海景と施設

マリゾンは、その立地の美しさが大きな魅力です。福岡タワーから見下ろす全景や、シーサイドももち海浜公園の中央プラザから望む眺望は圧巻です。また、桟橋や人工海浜からの眺めも、訪れる人々にリラックスしたひとときを提供してくれます。施設内には、ウェディングチャペルがあり、南東側や北東側からの景色もとてもロマンチックです。

写真で見るマリゾン

以下は、マリゾンの魅力を写し取った写真ギャラリーです:

交通アクセス

便利なアクセス手段

マリゾンへのアクセスは非常に便利です。西鉄バス「福岡タワー南口」から徒歩3分(約260m)、または福岡市地下鉄空港線の西新駅から徒歩22分(約1.8km)で到着します。さらに、車を利用する場合は、福岡高速環状線の百道出入口から約1kmの距離に位置しており、訪問者にとってアクセスが容易です。

マリゾンの未来

マリゾンは、福岡市の海辺に位置する特別な商業施設として、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。リゾート感あふれる環境と多彩なサービスを提供するこの場所は、福岡の観光スポットとして今後も成長を続けることが期待されます。特に、結婚式場やリゾート施設としての利用が増える中、さらなる発展が見込まれます。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
マリゾン
(Marizon)

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