のこのしまアイランドパークは、福岡県福岡市西区に位置する能古島にある自然豊かな公園です。島の北端に広がるこの公園は、四季折々の花々が楽しめる名所として多くの人々に親しまれています。
のこのしまアイランドパークは、約15万平方メートルの広大な敷地を誇り、1969年4月2日に開園しました。創業者である久保田耕作氏が、未来を見据えた自然保護の理念のもと、手作業で植樹を進めて開園に至りました。開園以来、自然を活かした公園として、多くの来園者を魅了し続けています。
春には桜や菜の花、夏にはヒマワリやマリーゴールド、秋にはコスモス、そして冬にはスイセンといった四季折々の美しい花々が公園を彩ります。また、園内にはレストランやバーベキューハウス、ふれあい動物園があり、訪れる人々に自然と触れ合う時間を提供しています。その他、ろくろ体験や楽焼の絵付け体験も楽しむことができます。
のこのしまアイランドパークの開園は、創業者・久保田耕作氏の夢から始まりました。19歳の時、高度経済成長期の中で自然の大切さを感じ、将来の人々が疲れた心を癒すために自然を求めるだろうと考えました。そのビジョンに基づき、能古島の美しい景観を活かして公園を作ることを決意し、手作業で木々を植え続けました。こうして1969年に「のこのしまアイランドパーク」が誕生しました。
開園当初は、他の遊園地と違いジェットコースターや観覧車といった遊戯施設を設けず、自然を最大限に活かした公園作りを目指しました。この方針は、時には「何もない」と言われることもありましたが、久保田氏は「できるだけ自然の姿で限りなく人工的なものから遠いものにしよう」との信念を貫き通しました。
その結果、現在では家族連れが芝生でのんびり過ごし、子どもたちが自由に遊べる自然公園として、多くの人々に愛される場所となっています。公園は、時代と共に少しずつ進化し、コスモス畑や「思ひ出通り」、宿泊施設、レストラン、美術館などが新たに加わりました。これからも、創業時の理念を大切にしながら、訪れる人々に愛され続ける自然公園としての役割を果たしていきます。
のこのしまアイランドパークでは、四季折々の花々を楽しめるだけでなく、園内ではさまざまなアクティビティを体験することができます。ろくろ体験や楽焼の絵付け体験など、自然に囲まれた環境での手作り体験は、訪れる人々にとって特別な思い出となるでしょう。
園内には、海やお花畑を眺めながら食事ができるレストラン「防人」があります。また、思ひ出通りには、昭和の懐かしい雰囲気が漂うお土産屋「思ひ出や」や、能古島名物「能古うどん」が楽しめる「耕ちゃんうどん」など、訪れる人々を楽しませる施設が揃っています。
のこのしまアイランドパークは、福岡県福岡市西区能古1624に位置しています。博多駅や姪浜駅からは西鉄バスを利用して、のこ渡船場までアクセスし、福岡市営渡船で能古島に渡った後、西鉄バスでアイランドパークまで行くことができます。また、車の場合は福岡高速環状線愛宕出入口から姪浜渡船場まで約3kmの距離です。
平日・土曜日は9:00〜17:30、日曜日・祝日は9:00〜18:30まで開園していますが、冬季は日曜日・祝日も平日と同じ開園時間となります。入園料は大人1200円、子ども600円、幼児400円で、年中無休で営業しています。
開園から50年以上が経過した現在も、のこのしまアイランドパークは少しずつ進化を遂げています。自然や景観を大切にしながら、新たな施設やアクティビティを導入し、訪れる人々に感動と癒しを提供し続けています。これからも、久保田耕作氏の夢を受け継ぎ、自然と人々が共存する場としての役割を果たしていくことでしょう。
のこのしまアイランドパークは、自然を愛する全ての人々にとって、訪れる価値のある場所です。福岡市中心部からのアクセスも良好で、家族連れや友人同士で一日中楽しめるスポットとなっています。季節ごとの花々や自然と触れ合う体験を通じて、心身ともにリフレッシュできるこの公園で、素敵な時間をお過ごしください。