中州の屋台グルメが夜の楽しみな博多。全国屈指のショッピングタウン天神といった九州屈指の繁華街があります。また、大宰府は菅原道真をまつる大宰府天満宮で有名です。
博多・天神・太宰府には大島、博多座、太宰府天満宮などの観光スポット、夏祭り、七夕祭り、博多祇園山笠などの観光イベント、もつ鍋、マンハッタン、水炊きなどのご当地グルメがあります。
博多・天神・太宰府は、櫛田神宮や太宰府天満宮などの観光スポット、博多どんたくや博多祇園山笠などのビッグイベント、博多ラーメンや博多ギョウザなどのご当地グルメが目白押しのエリアです。
博多は福岡県福岡市博多区の博多湾に面した地区を指し、天神は福岡市中央区の繁華街一帯を指しています。
博多は古代から栄えた商人の町であり、一方、天神は江戸時代に黒田氏が入国して築いた城下町で武士の町でした。両地区とも今の福岡市の中心となっています。さらに、近郊の大宰府市には7世紀に政庁が置かれ、古くから九州の護りの要でした。
福岡市の観光スポットとして欠かせないのは、5月の博多どんたく、7月の博多祇園山笠、10月の博多おくんちが行われることで有名な櫛田神社です。博多の総氏神・総鎮守として、その創始は8世紀半ばにさかのぼるとされています。
飾り山笠が常設展示されているほか、境内には博多歴史館、楼門を出てすぐには「博多町屋」ふるさと館もあり、博多の歴史や文化と祭りについて、知ることができます。
次に、太宰府市の太宰府天満宮は、学問の神様・菅原道真を祀る天満宮の総本社として、多くの観光客や受験生などの参拝者が訪れます。太宰府に左遷された菅原道真の霊を鎮めるために、道真の墓所があったところに社殿を建て祀ったことが太宰府天満宮の始まりです。また、この地の名物、梅ヶ枝餅はお土産にも最適です。
最後はショッピングやグルメスポットをご紹介しましょう。キャナルシティ博多などの大型商業施設がある博多もいいですが、基本的に、ショッピングやグルメの中心地は天神です。
さらに、天神から中洲にかけては、夕方になると屋台が立ち並ぶ、有名なB級グルメスポットです。博多ラーメンとはじめとして、ギョウザにおでんに煮込みに焼き鳥など、いろいろな料理を気軽に味わうことができます。
このように、博多・天神・太宰府エリアは、九州を代表する観光地であり、ショッピングやグルメスポットでもあります。観光でお腹がすいたらちょっと屋台をのぞく、という楽しみ方はいかがでしょうか。
太宰府天満宮は、福岡県太宰府市に位置する神社で、旧社格は官幣中社、現在は神社本庁の別表神社です。神紋は梅紋で、祭神として菅原道真(菅原道真公、菅公)を祀る天満宮の一つです。 天神様のお膝元として信仰されており、特に初詣の際には、九州をはじめ全国各地から毎年200万人以上、年間では850万人以上の参拝者が訪れ、全国天満宮の総本社とされる京都の北野天満宮とともに、菅公の霊廟として篤く信仰されています。 歴史 菅原道真の左遷と死去 菅原道真は昌泰4年(901年)、右大臣として朝廷に仕えていましたが、左大臣藤原時平らの陰謀により、筑前国の太宰府に員外帥として左遷されました。道真は延喜3年(90...»
竈門神社は、福岡県太宰府市に位置する神社で、673年に建立されたと伝えられています。この神社は、縁結びの神様として知られており、特に恋愛成就を祈願するために多くの女性が訪れます。 主祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、社伝によれば天武天皇2年(673年)に心蓮上人が山中で修行中に玉依姫命が現れたことが神社の創建の由来とされています。 神社の所在地と重要性 竈門神社は福岡県太宰府市東北にある宝満山のふもとに位置し、社殿は山頂にある上宮と山麓にある下宮に分かれています。宝満山は大宰府の鬼門(東北)に位置するため、古くから「大宰府鎮護の神」として崇敬されてきました。平安時代以降は神仏習合...»
宗像大社は、福岡県宗像市に位置する神社で、日本各地にある宗像神社や厳島神社の総本社として知られています。古くから神聖な場所とされ、沖ノ島を神域としています。沖ノ島で出土した古代祭祀の奉献品の多くは国宝に指定されており、「海の正倉院」とも称されるほど、貴重な文化遺産が多く存在します。 神社の格付けとしては、名神大社に属する式内社であり、旧社格は官幣大社です。現在は神社本庁の別表神社としてその地位を保ち続けています。『日本書紀』には「道主貴(みちぬしのむち)」と称され、その存在の重要性が示されています。さらに、玄界灘に浮かぶ沖ノ島を神域とし、そこから出土した古代祭祀の奉献品の多くは国宝に指定され...»
香椎宮は、福岡県福岡市東区香椎にある神社で、勅祭社に指定されています。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社となっています。 社名の由来 香椎宮は、古代の文献においてさまざまな名称で記録されています。「香椎廟」や「樫日廟」などの呼称があり、いずれも「かしい」という読み方を持ちます。この地名「香椎」の由来については、仲哀天皇の棺を椎の木に掛けたときに異香が漂ったことに由来するという説や、「かしい」が首都や大村を意味するという説も存在します。 歴史 創建の由来 香椎宮は福岡市北部の立花山南西麓に鎮座しており、元々は霊廟として仲哀天皇と神功皇后の神霊を祀っていました。そのため「香椎廟...»
筥崎宮は、福岡県福岡市東区箱崎に位置する格式高い神社です。式内社(名神大社)であり、筑前国の一宮としても知られています。旧社格は官幣大社で、2023年(令和5年)現在は神社本庁の別表神社に列しています。 筥崎八幡宮(はこざきはちまんぐう)とも呼ばれ、大分県宇佐市の宇佐神宮、京都府八幡市の石清水八幡宮と並び「三大八幡宮」の一つとして名高い神社です。 社名の由来 「筥崎宮」の「筥(はこ)」という字は、円筒状の容器を意味する「筥」が正字であり、一般的に使われる「箱」とは異なります。地名としての「箱崎」には、この神社に由来する特別な意味が込められています。 祭神 筥崎宮の主祭神は、応神天皇、...»
福岡タワーは、福岡県福岡市早良区のウォーターフロント開発地区「シーサイドももち」に位置するランドマークタワーであり、電波塔としても機能しています。その高さは234メートルに達し、日本で最も高い海浜タワーとして知られています。 地上123メートルの高さに展望台が設置されています。この展望台からは、福岡市内や博多湾、さらには遠くの山々まで見渡すことができます。特に夜景は美しく、デートスポットとしても人気があります。また、展望台にはカフェや土産物店も併設されており、訪れた人々がゆっくりと過ごせるようになっています。 建築とデザイン タワーの外観は、三角形の断面を持つユニークなデザインが特徴です...»
九州国立博物館は日本で4番目に設立された国立博物館であると同時に、他の3館とは異なる、「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」というコンセプトを持つ。 九州国立博物館の概要 九州国立博物館は、福岡県太宰府市に位置する日本の国立博物館の一つです。2005年に開館し、日本とアジアの文化交流をテーマにした展示を行っています。博物館は、福岡市内からのアクセスも良く、観光客や研究者にとって重要な文化施設となっています。 設立の背景と目的 九州国立博物館の設立は、日本とアジアの歴史的な文化交流を深く理解し、広く伝えることを目的としています。九州は古くからアジアとの交流が盛んであり、その歴史的背...»
マリンワールド海の中道は、福岡県福岡市に位置する水族館で、その正式名称は「海の中道海洋生態科学館」です。1989年4月に開館し、1995年4月に改装・増築されました。この水族館は「対馬暖流」をテーマにしており、熱帯から寒帯までの魚350種類20,000点をそのままの生態で展示しています。 館内には、魚類だけでなくイルカ、ゴマフアザラシ、ラッコ、ウミガメなども展示されており、イルカ・アシカショーや巨大なシロワニが泳ぐパノラマ大水槽が見どころの一つです。また、2000年からは夏休み期間中を中心に夜間営業も行っています。 立地と建築デザイン マリンワールドは、「海の中道」と呼ばれる砂州に位置し...»
国営海の中道海浜公園は、福岡県福岡市東区に位置する公園で、全国で5番目に設置された国営公園です。この公園は、福岡市の市街地から博多湾を挟んで対岸に広がる砂州「海の中道」にあり、自然豊かな環境の中で様々なレクリエーションが楽しめます。 約540ヘクタールの広大な敷地を誇り、その中には多種多様な自然環境が広がっています。公園内には、芝生広場や森林、花畑、湖、ビーチなどがあり、訪れる人々は四季折々の自然の美しさを楽しむことができます。特に、春のチューリップや秋のコスモス畑は見事で、多くの写真愛好家が訪れます。 多彩なアトラクションと施設 海の中道海浜公園には、多くのアトラクションと施設があり、...»
草香江と呼ばれる入江を、黒田長政が福岡城を築造する際に、外濠として利用したものを、1929年に現在の公園に造成した。 39.7ha(うち水面22.7ha)の園内には築山林泉廻遊式の日本庭園があり、3,000本のツツジと水面に映る青柳・橋で結ばれた中の島とボート等がよく調和し、緑が多く、珍しい野鳥が生息しているため、バードウォッチングや散策に適している。 一周2kmの周遊道はいつもジョギングの姿が絶えない。 大濠公園日本庭園公園の南側に12,000平方メートル、1979年に築庭された築山林泉廻遊式の美しい庭園。滝が落ち、渓流が林を縫い、池が広がる。茶室と茶会館があり、有料で各種の集まりに利...»
市の南部平尾の高台を利用して造成された南公園は桜の名所であり、動植物園・展望台がある。約160種類の動物がいる動物園。アジア一の大温室には約900種類、その他には約1260種類の植物とさまざまな庭園がある植物園。動物園と植物園は陸橋で結ばれ、自由に往来できる。 福岡市動植物園の概要 福岡市動植物園は、福岡県福岡市中央区に位置する動物園と植物園が一体となった施設です。1953年に開園し、以来、多くの市民や観光客に親しまれています。園内には、さまざまな動物や植物が展示されており、教育やレクリエーションの場として重要な役割を果たしています。 福岡市動植物園は、福岡市中央区南公園にある市営の動物...»
宗像大社は日本各地に七千余ある宗像神社、厳島神社、および宗像三女神を祀る神社の総本社。沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮(総社)の三社の総称。 筑前大島には沖津宮遥拝所(瀛津宮)もあり、地図上で辺津宮から11km離れた中津宮、さらに49km離れた沖津宮は全て直線上にある。 記紀に由緒が記された日本最古の神社の一つであり、古代から大陸と半島の政治、経済、文化の海上路であった。 沖津宮のある沖ノ島は、島全体が御神体で、現在でも女人禁制であり、男性であっても上陸前には禊を行なわなければならない。 沖ノ島の発掘調査が行われた際に、4世紀から9世紀までの古代祭祀遺構や装飾品など...»
ストレートな極細麺に、乳白色で濃厚な豚骨スープが特徴だが、味付けや色合い、具材などは店や地区によって異なる。ほぼ共通しているのは、麺だけをお替りできる「替え玉」があることと、麺の硬さを指定できること。具材もシンプルな店が多く、ねぎとチャーシューのみ、またはねぎのみといった店が多い。福岡市のラーメンは、博多ラーメンと長浜ラーメンに大別されるが、近年では明確な違いは少なくなっているようだ。天神周辺や中洲、長浜には「屋台通り」と呼ばれる場所があり、そこでお気に入りの一軒を見つけるのも楽しい。...»
福岡県博多を代表する鍋料理”もつ鍋”は、終戦間もない頃にアルミの鍋でホルモンを炊いて食べられていたことがルーツといわれている。現代の博多のもつ鍋は、味噌味としょうゆ味の2種類のスープが基本。牛のモツと一緒にニラやキャベツ、もやしといった野菜を煮込んで食べるのが一般的で、唐辛子やニンニクなどの薬味を加えて、スタミナ料理としても食べられる。鍋のシメには、お決まりの雑炊以外にも、ちゃんぽん麺を入れて楽しむのも人気。高たんぱく、低カロリーで栄養たっぷりなことから、女性の評判も上々だ。...»
とんこつラーメンで有名な博多天神の屋台が発祥地。ゆでたラーメンと焼き豚などの具を鉄板で焼きそばのように炒めて、煮詰めたとんこつスープとウスターソースを注いで麺に絡めれば、ソースの香ばしさと、とんこつスープのコクが一緒に楽しめる”焼きラーメン”が完成する。天神の屋台「小金ちゃん」の大将が作ったのが元祖といわれるが、現代では、キャベツなどの具を増量したものや、マヨネーズをかけて食べるものなど、店によって様々なバリエーションが楽しめる。味が濃い目なので、お酒のお供としても重宝されているようだ。...»
玄界灘に面した福岡はサバの漁獲量が多く、新鮮なサバが市場に出回る。”ゴマサバ”というとサバの種類と間違いやすいが、福岡周辺では”胡麻サバ”という郷土料理がある。しょうゆ、みりんなどを合わせてサバの刺身を漬け、すりごま、もみ海苔、刻みネギを散らし、ワサビを添えて食べる。実はこれはとても贅沢で貴重な食べ方だ。サバは俗に「サバの生き腐れ」と言われるほど傷みが早いため、よほど新鮮なサバなくてはできない。朝に獲れたサバを、新鮮なまま買うことの出来る地域ならではの郷土料理。茶漬けにしても美味。...»
長浜地区のラーメンは”長浜ラーメン”、あるいは”博多長浜ラーメン”と呼ばれる。かつて博多区にあった魚市場が長浜地区に移転し、それに伴って何軒かのラーメン店と屋台が長浜に移ったことから、ラーメンが文化が芽生えたといわれる。この歴史からもわかるように、博多ラーメンの流れをくんだ長浜ラーメンは、豚骨スープ、ストレートの極細麺といった同様の特徴を持つが、麺に関しては、長浜ラーメンが起源だという説がある。これは市場関係者が競りの合間にすばやく食べられるようにと、ゆで時間が短い麺が使われるようになったようだ。...»
春の訪れを告げる”シロウオ”はハゼの仲間で、体長4~5センチ程で、背中の1列の黒点が特徴の白く透き通った魚だ。福岡市の西区と早良区の間を流れる室見川で、300年以上の歴史があるといわれる伝統的な漁法「やな漁」でとられており、やなが並ぶ景色は、町の初春の風物詩ともなっている。やな漁は、水温が上がり始める2月下旬頃から4月上旬頃まで行われ、その時期の川のほとりにはシロウオ料理を提供する店が並ぶ。酢じょうゆで喉ごしが味わえる踊り食いをはじめ、かき揚げ天ぷら、卵とじの柳川風など、様々な料理で楽しめる。 旬 2月 3月 4月...»
西区と早良区の間を流れる室見川に白魚漁の「やな」と呼ばれる仕掛けが並ぶ。2月の漁解禁に合わせて毎年豊漁祈願祭を欠かさない。300年以上も前から伝えられてきた伝統的な漁で、白魚は福岡の春告魚なのだ。白魚は、長約4、5cmのハゼの仲間で、白くて透き通った小さな魚。獲れたばかりの白魚は、 室見川沿いに立つ飲食店や料亭などで味わえる。かき揚げや柳川風など食べ方はいろいろだが、踊り食いが最高。ピチピチ跳ねるのを呑みこんで喉ごしを楽しむもよし、噛んでほのかな歯ごたえと甘さを堪能するのもいい。...»
”あぶってかも”は、“スズメダイ”を使った郷土料理で、特に福岡で初夏の風物詩として親しまれている。網でとったスズメダイを漁船上でウロコや内臓をそのままに塩漬けにしたものを焼き、パリパリと香ばしいウロコと皮を剥ぎながら身だけを食べる。一匹まるごと焼くので、程よく脂ののった身は塩釜焼きのように蒸し焼き状態となってジューシーな味わいが楽しめる。焼いて(炙って)骨まで食べられる魚、噛むと「かも」の味がする魚、などの意味から、あぶってかもの名が付いたとされる。 旬 6月 7月...»
伝統的な酒造法と独自の貯蔵法を駆使し、更に杜氏の創意工夫を加え、常に本物を目指しながら、世間のブームに流されず、自分たちが「うまい」と思った酒だけを提供してきた福岡県の酒蔵「光酒造」。そこの自信作である本格焼酎の”博多小女郎”は深い香りと味を持ち、博多を代表する焼酎である。アルコール度25度の「博多小女郎吟醸磨き壷」は厳選された麦を贅沢に50%まで磨き造り上げた。黒く丸みをおびた渋く洒落た壷に収められ、おみやげやプレゼントにも喜ばれる。 明治45年創業の光安酒造株式会社から成り立ち、光酒造株式会社として分社独立し本格焼酎の製造販売を始めました。 博多駅や福岡空港から近く、工場裏手にはJR単線...»
海藻のエゴノリを原料にしたもので、博多の朝食に欠かせない一品として昔から親しまれてきた。つるりとした食感と強い磯の香りが魅力で、味わいは淡白でいながら滋味にあふれ、毎日食べても飽きのこないおいしさだ。かたちは大判形で、1枚1枚丸く包んで売られており、これを細く切ってかつお節やおろししょうが、すりゴマなどをかけ、酢醤油などをかけて食べる。嗜好の変化からか最近は食卓に上る機会が減ったが、低カロリーでコラーゲンを含むうえ、整腸作用もある点に地元の会社がダイエット商品の材料として注目しヒットさせている。...»
博多中洲の「點心世界」と聞けば、はかたもんの誰もが、一度は口にしたことのある中華ちまきを思い浮かべるはず。40年以上も昔から愛され続けてきたその味付けは現在でも変わらない。中国では縁起の良い食べ物として親しまれてきたちまきをグレードアップ。竹の皮に包まれた美しい三角形を解けば、もちもちかつねっとりとした食感の醤油味のちまきが顔を出す。内にはえび・栗・うずらの卵・高菜漬といったバラエティー豊かな具がゴロゴロ入っているという贅沢さだ。 ...»
博多の「チョコレートショップ」で、おみやげの品として人気なのが”博多ふわり”。雲のようにふわっとした食感のスフレは、チーズ味と、チョコレートの香り豊かなココアミルク味がある。チーズ味は、フランス産のクリームチーズをたっぷり使用して、低温でゆっくりと時間をかけて焼き上げることで、ふんわり柔らかな食感を実現。ミルクココア味にはベルギーのチョコレートを贅沢に使用している。 「チョコレートショップ」は博多のチョコのルーツともいわれ、1942年の創業当時は、チョコは高級品で、庶民が気軽に買えるものではなく、人気店になるまでは、毎日毎日、売れ残りのチョコレートが食卓に並んだという。それでも、安心、安全、...»
北海道産の小豆のさっぱりした餡で、白く、やわらかい求肥を包み込んだ「博多ぶらぶら」。自然で素朴な風味が持ち味、1929年(昭和4年)に創業した和菓子店「博多菓匠 左衛門」自慢の博多銘菓である。この菓子は餡と餅でできており、小豆は北海道産、お米は佐賀の一等米を使用している。素材を活かした自慢の餡と餅が楽しめる。...»
博多土産の定番である1909年(明治42年)創業の「山口油屋 福太郎」が作る、食べだしたら止まらない、リピーター続出、明太子をふんだんに使った、ほんのり辛いせんべい。最初にイカ、タコ、めんたいが磯の香りを口いっぱいに広げ、後味のピリっとした辛さが澱粉の甘さを切る。めんべいのメインの味となる「明太子」は博多の明太子メーカー、山口油屋福太郎の明太子を使用している。同社従来の製法である2度漬けで丁寧に作り上げた明太子だからこそ、コクと旨味がぎっしりつまった濃厚な味が実現できた。パリッ、サクサクとした歯ごたえなのに、食べてしまえば満足感が残る、やみつきになる美味しさである。バリエーションが豊富で定番の...»
1929年(昭和4年)に創業した博多の「博多西洋和菓子 明月堂」が作るまんじゅう。博多に伝わる和菓子の伝統に、バターや生クリームといった西洋菓子の素材をとり入れ、舌の上でとろけるような白あんを小麦粉の皮で包んだ銘菓だ。博多名物の祭りとして博多どんたくが知られており、どんたくの祭り衣装を着て、三味線を弾いたり、笛や太鼓を鳴らして練り歩く人たちを博多弁で「通りもん」と呼ぶところから名づけられた。1993年の販売開始以来、福岡、博多の土産品として、お取り寄せのスイーツとして人気が高く、2019年時点では年間に6400万個が生産されている。国際的に権威のあるお菓子コンテスト「モンドセレクション」におい...»
九州を代表する和菓子、筑紫もち。博多しぼり風の小さな風呂敷の様な包み紙で一つ一つ包装され、小分けの袋から取り出すと、希少な大豆のタマホマレを引いた「きなこ」がまぶしてある餅が。「黒蜜」をかけて食べると、香ばしさと優しい甘みが口いっぱいに広がる。水ともち米にこだわって作ったもちは絶品。米は、筑紫平野などの九州産のヒヨク米を使用。水は、天然地下水を工房内にて六段階の精製過程を経てつくられた超ミネラル水を使用して、 もちを一層おいしく煉り上げている。天正年間(1573~1591・安土桃山時代)に博多で創業したと伝わる老舗和菓子屋「如水庵」の銘菓。...»
400年前から変わらず料理人から受け継がれている伝統製法で作られるイカを使ったしゅうまい。明治36年に創業の、福岡で5代続く練りもの屋「博水」の博多玄海いかしゅうまい、博多でとれた新鮮なイカを石臼ですり身にし、イカの旨みを存分に楽しめるようにと、シンプルな味付けを施して皮で包みこんである。ひらひらとした見た目も特徴的で、食卓に華を添えてくれる。ふわふわしたすり身の中にコリコリとしたイカの食感を楽しめる。イカは低脂肪、低カロリーで高タンパクと栄養的にも優れた食材。中でも肝臓内の有害物質排泄に効果的といわれるタウリンを豊富に含んでおり、その含有量は魚介類ではトップクラスといわれている。...»
全国的に知られている饅頭「名菓ひよ子」発祥の地は、昔からお菓子づくりが盛んだった福岡県の飯塚市。「丸い形の饅頭ではなく、もっと愛される饅頭を」という菓子舗「吉野堂」の二代目店主の想いが形になり、大正元年(1912年)に誕生した。ひよこを模した姿は見た目にも愛らしく、皆の人気者だ。ひよ子専用に小麦を製粉した「ひよ子粉」を、糖蜜とこね合わせた香ばしい皮。大きさや味などこだわりの隠元豆を、丹念にさらして「白雪餡」と呼ぶ生白餡をつくりあげ、雑味を取り除き、砂糖や卵黄を加え練り上げた上品でコクのある黄味餡。この絶妙なバランスが美味しさの秘密。東京オリンピックの頃に埼玉に工場を建設したため、「九州の名菓」...»
九州で収穫された焼くと甘みが出る「さつま芋」を時間をかけてゆっくり焼いて、焼き芋ペーストにし、ホイップクリームを加えて、更に焼き上げたスイートポテト。しっとりしたやわらかさで、焼き芋の風味の純朴な味わい。電子レンジやオーブントースターで加熱すると、ホクホクしっとりの焼き芋スイーツ。冷蔵庫で冷やせば、ほんのり冷たいデザートに。1952年(昭和27年)に博多で創業した菓子店「二鶴堂」(にかくどう)が1996年(平成8年)より発売している土産菓子。...»
塩漬けしたスケトウダラの卵巣を唐辛子を中心とした調味料に漬け込んだ博多名物で、定番のお土産品。唐辛子を使って漬け込む調理法は朝鮮が起源といわれる。辛子明太子の発祥は、戦時中に日本と朝鮮の交通の要所だった福岡に朝鮮から辛子漬けのスケトウダラの卵が輸入されたのが始まりといわれる。福岡市博多区に本社を置く、辛子明太子の製造したメーカー「ふくや」の創業者が、1949年にオリジナル商品としてが釜山でよく食べていた「たらこ」のキムチ漬け「明卵漬」を日本風にアレンジした「明太子」を初めて製造して、販売した。行列ができるほど人気の商品となり、地元同業者へも製造方法を教えて辛子明太子を広めた。福岡名物として全国...»
大宰府市内でよく見かける梅の刻印入りの焼餅。もち米とうるち米をブレンドした薄いお餅の生地で、小豆あんをくるみ鉄板で焼き上げる。太宰府天満宮の祭神である菅原道真が不遇の配所時代に困窮した生活を送っているのを近在の尼さんが見かねて、道真公が好んだ梅の枝に添えて焼餅を差し上げたという逸話に由来するもの。梅は使用していないため、梅の味や香りがするわけではない。焼きたてのパリッとした香ばしい食感と素朴な味わいの餡子餅。参道周辺には、食べ歩きやおみやげ用のテイクアウトができる梅ヶ枝餅の販売店が30軒以上あり、神社の門前などでみなアツアツを幸せそうにほおばっている。お土産として持ち帰る場合はやわらかい食感に...»
明太子を独自の製法で干すことにより旨みを凝縮させた中島商店の「博多なかなかドライ」。同じように独自の製法で明太子の外皮部分を乾燥させた明太子の皮ジャーキー風のドライ明太子「博多なかなか皮ドライ」。さらにはドライを桜のチップで燻製した「博多なかなかスモークドライ」がある。からすみにも似た食感は噛めば噛むほどに旨みが増し、ひと片でも口中で広がる旨みが堪能できる。小さく刻んでそのまま食べても良し、軽く炙れば香ばしさが加わり、また違った味わいが楽しめる。濃縮された味がお酒のつまみにもぴったり。パスタ等にからめるといった使い方でも活躍する。未開封の状態で常温での持ち運びが30日と保存可能なので、辛党な人...»
千鳥饅頭のルーツは1630年(寛永7年)に創業した和菓子店「松月堂」のかすていらと丸ボーロ作りに始まる。1927年(昭和2年) に松月堂の支店として「千鳥屋」を出店し、その際に考案された菓子が「千鳥饅頭」。北海道産の手亡豆(白いんげん豆)とザラメを使い、口の中でさらりととける味わいが特徴の白餡を、契約農家に“指定した餌”を使って飼育した鶏の卵を使用して、水を一切使用せず米飴と蜂蜜で捏ね上げたカステラ生地で包み込み、焼き上げたお饅頭である。その名は「水鏡せると伝ふる天神のみあしのあとに千鳥群れ飛ぶ」と菅原道真公が詠んだ和歌にちなんで千鳥饅頭と名づけられた。頭の表面に千鳥の焼印が押されている。...»
オーストリアのチロル州、チロル高原に伝わる伝統菓子のレシピで焼き上げたチロリアンクッキーをロール状にし、特製のクリームをつめて1962年(昭和37年)から発売されたお菓子。厳選された材料と芳醇な発酵バターを、ふんだんに練りこみサクっと焼き上げたロールクッキーに、乳化剤を使用しない千鳥屋特製の植物性油脂を使用したコーヒー、バニラ、ストロベリー、チョコレートの4種類の口どけなめらかなククリームを詰めている。形状は「ロング」と呼ばれる定番商品のほか、小さめの「ショート」、ゴーフル状の「ハット」が展開されている。...»
1952年(昭和27年)に創業した菓子店「二鶴堂」(にかくどう)が1972年(昭和47年)から販売している博多の土産菓子「博多の女(ひと)」。洋菓子が普及したことから和洋折衷の菓子を考え、しっとりとやわらかな食べやすい一口サイズのバームクーヘンに、ほどよい甘みの和菓子の餡(小豆の半羊羹)を詰めた。パッケージデザインには発売時から「博多の女」をイメージさせる博多人形の写真を用いて、包装紙には博多の伝統を表現した博多絞り模様を用いている。ユニークなお菓子でありながら、どこか懐かしい、素朴なおいしさ。白餡ベースのまろやかなミルク羊羹をあまおう苺味のバームクーヘンで包んだ「あまおう苺ミルク味」、福岡県...»
「二和加」とは宴席や路上で行われた即席の芝居で、路上で突然始まり、注目を集めたことから「にわか」と呼ばれるようになった。博多二和加は半面をつけた演者が、博多弁で時の世相を即興で風刺する。その博多二和加の鼻の脇から目の上部までを覆う長方形のユーモラスな面を模り、東雲堂(とううんどう)が製造している、1906年(明治39年)に発売された”二和加煎餅”はせんべいではなく「せんぺい」と読む。上質な小麦粉とたっぷりの卵を使った甘い煎餅で、サクサクした歯ざわりがおいしい博多の代表的なお菓子。原料を精選し、オリジナル製法で作られている。サイズは特大・中・小の3種類あり、またサイズとは別に「形状」も平らな煎餅...»
丸みをおびた卵形の箱を開けると、紅白の可愛らしい小さい包みが交互に並んでいるのが印象深い”鶴乃子”。ふんわりふくよかなマシュマロ生地の中は、手亡豆と卵黄でつくった風味豊かな黄味あんで、甘さをおさえた上品な味わい。より自然に近い素材を追求し、製造されている。1905年(明治38年)創業の石村萬盛堂(いしむらまんせいどう)で作られている菓子で、福岡市の土産菓子として知られる。日本三大銘菓のひとつに数えられる鶏卵素麺を専門に作っていたが、鶏卵素麺が卵の黄身のみを原材料とするため、白身が余ってしまうため、この余った白身をマシュマロにして、中に黄身餡を入れ発売した。3月14日の「ホワイトデー」はマシュマ...»
「金沢森八」の”長生殿”、「長岡大和屋」の”越乃雪”と並んで日本三大銘菓のひとつに数えられた「博多松屋」の”鶏卵素麺”。その元祖は17世紀、安土桃山時代に、鎖国下の南蛮貿易のためにポルトガル人商人が出入りしていた肥前国の平戸(長崎)に伝来した南蛮菓子”フィオス・デ・オーヴォス(ポルトガル語で「卵の糸」)”。 砂糖が高級食材だった時代に黄味と砂糖のみでできている菓子で、氷砂糖の飽和水溶液を沸騰させて作った蜜の中に卵黄を細く流し入れて素麺状に固め、取り出して冷ましてから切り揃えている。江戸時代初期に刊行された『料理物語』菓子の部にも「玉子素麺」として製法が記載されている。 340年ほど前の江戸時...»
でこぼこと焼き上がった茶色の薄皮が素朴なイメージのおまんじゅう”博多じまん”は、上品な包装で博多みやげとして人気の高い銘菓である。一見、あずきだけのつぶあんに見えるが、“てぼう豆(白いんげんまめ)”を加えて練り上げられているのが特徴。てぼう豆を加えることで、甘みが自然でまろやかさになり、優しい風味に仕上がっている。「博多通りもん」の製造で有名な1929年(昭和4年)に創業した博多の「博多西洋和菓子 明月堂」が作るまんじゅう。緑茶などの日本茶にはもちろん、コーヒーや紅茶のお供にもよくあう和スイーツだ。...»
素材にこだわり、安心、安全、本物のおいしさを追求している「味蔵」。辛子明子をヤリイカをたっぷり詰め甘辛く味付けした「いかの明太詰」。ピリリ!とした辛味とぷりっぷりっ!の歯ごたえが特徴だ。冷たいままでも、温めてもおいしく食べられる。上品に盛り付けて酒のつまみに、ガブリと豪快に丸かじりしてご飯のおかずに、また、手頃なひと口サイズなのでそのままおでんのたねに!など食べ方いろいろ。関東地方や関西地方にもファンが多い人気の品だ。...»
福岡県太宰府にある「十二堂えとや」の”梅の実 ひじき”は、しそ風味の肉厚のひじきとカリカリの梅の実、胡麻の爽やかな味わいと食感が人気の商品。塩分を控えめにすることでひじき本来の旨みがしっかりと味わえ、梅の実の味とカリッとした歯応えが、味わいと食感の絶妙なアクセントになり、クセになるおいしさ。「これだけでご飯が止まらない!」と、リピーターも多いという、ご飯がすすむ生ふりかけ。ミネラルも豊富で、体に優しいのも嬉しい。地元福岡では、「太宰府~ えとやの~ う~めの実ひじき♪」と、ラジオのCMソングでも親しまれているようだ。...»
“あご”とは飛魚のこと。長崎から佐渡近辺の日本海側では、トビウオを香ばしく焼いて干した「焼きあご」を乾燥させて煮出した「あごだし」が、ダシのメインとして活用している。あごは、焼くことでうまみがギュッと凝縮するだけでなく、香ばしい風味が加わる。長崎県や福岡県の醤油メーカーがあごだしを商品名に冠した粉末だし・めんつゆ・だしパックを商品化。海上を飛ぶトビウオの体は、雑味の原因になる脂肪分が他の魚より少なく、あごだしは一般的なだしと比べて天然アミノ酸が8~10倍含まれているともいわれ、スッキリと上品で、深みのあるうまみと味わいはプロの料理人が利用するほど。特に福岡産のあごだしは評価が高く、博多では正月...»
福岡県の製パン会社「リョーユーパン」が1974年に開発し、現在でもパンの売り上げランキングの上位へ入っているロングセラーのドーナツ「マンハッタン」。生地は硬めで歯応えがある特有のサクサク感を持ったドーナツと、コーティングしてあるチョコレートの程よい甘さの絶妙さが人気を呼び、長年に渡って多くのファンに支持される超ロングヒット商品となった。現在では、オーソドックスな「マンハッタン」に加え、クッキークランチをトッピングした「クッキークランチマンハッタン」も発売。当時の開発担当者が米ニューヨークのマンハッタンを訪れ、そこで見つけたドーナツを参考にしたため、そのまま地名が商品名となった。今では福岡のみで...»
全国的におなじみのじゃがいものスナック菓子「じゃがりこ」の九州限定販売の明太子味。スティック状のスナック菓子のベースに明太子のツブツブがついて、ほわっと口の中に明太味が広がる。独自の製法で“はじめカリッとあとからサクサク”の心地よい食感、口に残る明太子の味にほんのりピリ辛であとを引くおいしさだ。長く愛される商品になって欲しいと願い「食べだしたらキリンがない」のコピーから、キリンのキャラクターになったという。そのキャラクターの「じゃがお」が小袋に画かれ「明太子好きなあなたはイケメンタイ!」などの明太子づくしのダジャレが書かれている。箱を開けた時から楽しいお菓子。...»
ひよ子で有名な福岡のひよ子本舗吉野堂から、「可愛いひよ子からたまごが生まれました」のキャッチフレーズで、卵の形をしたかわいいケーキが誕生した。福岡県を代表するブランドいちご「博多あまおう」を贅沢に使用した、ほどよい酸味と優しい甘さ香る「ひよ子のたまご」。卵の殻は優しい甘さのあまおうフォンダンチョコレート、白味はしっとりソフトなガレット生地。黄味は、濃厚な甘みを放つ博多あまおうを丁寧に炊き上げた真っ赤なあまおうジャム。JR博多駅・小倉駅限定のひよ子のたまご。...»
1929年創業の博多名菓の老舗「明月堂」が誇るお菓子を詰め合わせた、おいしさも楽しさも色とりどりのお得なセット。創業以来、地域に特化した独創的な菓子づくりで地元のファンも多く、おみやげや贈答品として人気が高い。箱に詰まった見た目にも楽しい数々のお菓子に、食べる前から期待が膨らむ。明月堂のお菓子のネーミングは詠笑惠に見られるように、個性的なものが多いが、その由来はすべて文化、歴史、博多の方言から名づけられている。そんな地域を思う老舗の誇りが地元のみならず全国に広く愛される秘密になっているようだ。詠笑惠は博多で、祝宴や酒宴の席で唄う歌の中で、博多んもんの心意気を伝える明るく力強い節回しやはやし言葉...»
1909年(明治42年)創業の明太子屋「山口油屋 福太郎」が作る、ほんのりとした甘さと、ピリッとした辛さが絶妙なバランスの「めんたい味かりんとう」。福岡県産小麦で生地を作り、国産米油100%で揚げ、サクサクに仕上げたかりんとうに辛子明太子の粒がまぶしてあり、口に入れると優しい辛さが後からピリッ!お酒のお供にはもちろん、子供でも食べられる辛さなので、おやつとしても人気がある。ほかにも、ちょっと懐かしい味のする”明太カレー味かりんとう”がある。食べ切りサイズの小袋入りで、1袋80グラム入り。...»
1929年(昭和4年)に創業の老舗和菓子屋「博多菓匠 左衛門」は、素材にこだわり、健康に良い手作りの味を受け継ぎながら時代に合う菓子作りに励んできた。その博多菓匠 左衛門が発売した”博多のへそ”は、「へそも驚く新食感!」という楽しいキャッチコピー。丸型のソフトクッキーで、袋を開くとバターの香りが広がる。生地の中心にチョコレートクリームを入れ、薄くしっとりと焼き上げたクッキーは新感覚のおいしさだ。...»
福岡であれば、ほとんどのスーパー・コンビニに置いてある「うまかっちゃん」。近畿・中国・四国・九州・沖縄地区限定で発売されている、家で簡単に食べられる袋麺(インスタントラーメン)のとんこつラーメン。ハウス食品が1979年に九州限定の豚骨味ラーメンとして発売開始。「うまかっちゃん」は博多弁で「おいしいんだよ」の意味。...»
地元の「大賀酒造」が大宰府の梅で造った梅酒を使って作られている和洋折衷のケーキだ。カットした瞬間からふわっと梅酒のいい香りが漂い、食べると、しっかりとした梅酒の味わいに加え、混ぜ込んである刻んだ梅の実が食感と味のアクセントになっていておいしい。梅酒ケーキを作っている「天山」は太宰府天満宮の参道にある和菓子屋で、最中、だんご、どら焼き、アイスなど、多数の菓子を扱い、その味にも定評がある名店。太宰府のシンボルの一つ鬼瓦の形の鬼瓦最中で有名で、お参りに行った際はぜひ立ち寄りたい。...»
バームクーヘン一筋に培った1952年(昭和27年)に創業の菓子店「二鶴堂」(にかくどう)の技術と経験をもとにして作られた新しいスタイルの洋菓子。卵をふんだんに使用し、専用のマーガリンでしっとり焼きあがったバームクーヘンをスティック型にカットして、更に低温でじっくり手間を惜しまずに焼き込んである。独特のカリッ、サクッとした食感に仕上げた、手軽に食べられるスティックタイプのお菓子であり、今までにない「味」と「食感」が楽しめる。味はやさしいシュガーの甘さの「プレーン」と、福岡を代表する苺の王様「あまおう」を使用した「博多あまおう苺」、キャラメルを練りこんだバームクーヘンに糸島産「またいちの塩」とクラ...»
辛子明太子を製造する「島本」がたっぷりと生の“明太子”を使用して、マヨネーズとあわせたのが“めんたいマヨネーズ”。手軽に使えるチューブタイプで、パスタに和えたり、サラダに添えたり、野菜スティックのディップソースに使えるほか、パンに塗ってトーストで味わうなど、アイディア次第で様々な料理でその旨みを発揮する。明太子のプチプチした食感とキリッとした旨味、まろやかなマヨネーズがうまく絡んだ味わいは、調味料とは思えない濃厚な旨さが楽しめる。鮮度にこだわって冷蔵販売。...»
自然豊かな環境で育てられた「はかた地どり」は、旨み成分のイノシン酸がブロイラー(食肉用に大量生産されている鶏)と比べて40%も多く、噛むほどに旨みがにじみ出てくる、きめ細やかでサクッとした肉質が特長だ。”はかた地どり 水炊きセット”は、コクと旨みのあるはかた地どりの厳選された鶏ガラを時間をかけてじっくり煮込んで作った白濁スープで、本場の味を堪能できる。セットにはぷりぷり食間の地鶏の切り身だけでなく、肉汁をたっぷり含んだつみれや肉団子も入っているので、いろいろな食感ではかた地どりが味わえる。添える野菜は水気が出てしまう白菜ではなく、スープを吸ってくれるキャベツがおすすめ。...»
銀鱈は、駿河湾、アメリカに生息する大型深海魚で、外見がタラによく似ているが、ホッケに近い魚。甘みのある脂と、白濁した柔らかい白身が特徴で。人気の高級魚。”銀だらみりん”は、銀ダラをしょうゆベースのみりん液に漬け込んで、味を染みこませたもので博多名物になっている。均等な漬け加減になるよう、季節、天候によって漬け時間を調節し、漬けてる間にも、上下を入れかえたり、裏表をひっくり返したりと、丁寧な手作業が行われ、仕上げには、博多らしく白ごまで風味が付けられる。脂ののった肉厚の銀ダラと本みりんの絶妙な風味が食欲をそそる。ジューシーでふあっとした旨みが口の中に広がり、ご飯にぴったり。子供から大人まで大人気...»
国産いわしを丁寧に開き、辛子明太子の調味液でじっくりとイワシを漬け込んで、その腹に辛子明太子を詰めた「腹詰め 博多 明太 鰯」。明太子の旨みが外からも中からもしっかりとイワシに染み込むので、濃厚な味わいが堪らない。皮目がパリッとするまでじっくり焼くことで、いわしの脂と明太子の旨味が合わさる。フライパンやグリルで焼くだけと、調理も簡単なのが嬉しい。そのまま食べてもおいしく頂けるが、卵焼きの芯に入れて”めんたいいわし卵焼き”や、肉の変わりにめんたいいわしを使った”めんたいいわしハンバーグ”など、豊富なアレンジ料理も楽しめる。...»
アクロス福岡は、福岡県福岡市中央区天神一丁目1番1号に位置する、官民が協力して運営する複合施設です。この施設は福岡県の施設である「福岡県国際文化情報センター」と、民間が運営するオフィススペースや商業施設が共存しています。管理運営は、公益財団法人アクロス福岡(県施設)とエイ・エフ・ビル管理株式会社(民間施設および共用部)が行っており、1995年4月に開業しました。 概要 - アクロス福岡 ランドマークとしての役割 アクロス福岡は、福岡市の旧県庁跡地に建設された新たなランドマークであり、国際文化交流の拠点として機能しています。隣接する天神中央公園と一体となって、自然との共生をテーマにした潤い...»
福岡市赤煉瓦文化館は、福岡県福岡市中央区に位置する歴史的な建築物です。1909年(明治42年)に、日本生命保険株式会社九州支店として建設され、その後、福岡市が所有する文化施設として活用されています。煉瓦造りの重厚な外観と、美しいクイーンアン様式のデザインが特徴的で、国の重要文化財に指定されています。 設計と建築の背景 この建物は、東京駅舎などを手掛けた辰野片岡建築事務所(辰野金吾・片岡安)が設計しました。明治末期における本格的な煉瓦造建築物として、その建築的価値が非常に高く評価されています。施工は清水組が担当し、地上2階、地下1階の構造で、小屋組には木造トラスが採用されています。また、中央...»
福岡市美術館は、福岡県福岡市中央区に位置し、大濠公園の敷地内に佇む市立美術館です。この美術館は、地元福岡を代表する文化施設として、地域の芸術文化の発展に大きく貢献しています。 所蔵作品 美術館には、古美術から近現代美術まで約16,000点もの作品が収蔵されています。ただし、アジアの近現代美術作品の大部分は、1999年3月に開館した福岡アジア美術館に移管されました。 常設展示 福岡市美術館の常設展示は、「近現代美術室」と「東光院仏教美術室」に分かれています。 近現代美術室 この展示室では、九州の近代画家を中心に、国内外の近代絵画や彫刻が展示されています。以下に、展示されている主な作品...»
福岡県福岡市中央区に位置する柳橋連合市場は、博多の台所とも呼ばれる伝統的な市場です。住吉通りに面した入口を持ち、那珂川に架かる柳橋のたもと、左岸に位置しています。市場の歴史や現状について、詳しくご紹介します。 市場の概要 歴史と設立 柳橋連合市場の設立は1918年7月に遡ります。当時、現在の博多区大浜にあった魚市場(福岡市中央卸売市場鮮魚市場の前身)で仕入れた鮮魚を販売する「明(あきら)市場」が発展し、他の店舗も次第に隣接して商店街を形成しました。戦時中は一時的に低迷しましたが、終戦後には闇市が立ち上がり、市場は急速に勢いを取り戻しました。 市場の特徴と現状 柳橋連合市場は、全長10...»
南公園は、福岡県福岡市中央区に位置し、福岡市動植物園とその周囲を含む広大な都市公園です。また、公園の一部を占める町丁の地名としても知られています。福岡市の中心地にありながら、閑静な照葉樹林が広がり、豊かな自然環境を誇っています。かつてこの地域の丘陵は「大休山(おおやすみやま)」と呼ばれていました。 南公園の概要 都市公園としての南公園 南公園は、全体で86.8ヘクタールの広さを持つ丘陵地帯で、周辺は住宅地に囲まれています。この地域にはかつて平尾浄水場があり、その名残として「浄水通り」や「平尾浄水町」などの地名が残っています。都市公園(総合公園)としての広義の南公園は、北部、中部、南部の3...»
福岡市中央卸売市場は、福岡県福岡市が開設し、管理運営を行う中央卸売市場です。市場は、鮮魚市場、食肉市場、新青果市場の三つの市場で構成されており、福岡市の流通の中枢を担っています。 市場の歴史と発展 福岡市中央卸売市場は、1938年(昭和13年)に最初の市営青果市場が業務を開始したことから、その歴史が始まりました。しかし、戦時体制下での統制経済により一時は解散しましたが、1950年(昭和25年)に大都市計画の一環として再設置の計画が推進されました。1955年(昭和30年)には農林大臣から正式な認可を受け、福岡市中央卸売市場が開場しました。これ以降、鮮魚部や青果部、食肉市場が次々に設置され、市...»
福岡城は、福岡県福岡市中央区にかつて存在した日本の城で、江戸時代初期に黒田長政が築いた名城です。関ヶ原の戦いでの功績により、長政は筑前国那珂郡警固村福崎の丘陵地を領地として与えられました。この地は黒田氏ゆかりの備前国福岡(現在の岡山県瀬戸内市長船町福岡)に因んで「福岡」と改名され、これが現在の福岡市および福岡県の名の由来となりました。 城郭の構造と主要部分 福岡城は梯郭式平山城で、福岡藩の黒田氏が居城として使用していました。別名は「舞鶴城」や「石城」とも呼ばれ、城跡は現在、国の史跡として指定され、舞鶴公園および大濠公園として整備されています。城内には、現存する櫓や復元された城門が点在し、重...»
舞鶴公園は、福岡県福岡市中央区に位置する総合公園であり、福岡城の本丸址を中心に広がっています。この公園は、城内という行政地名に属し、福岡市中心部にある大濠公園の東側に隣接しており、市民の憩いの場として親しまれています。 概要 舞鶴公園の敷地内には、かつて福岡県庁が置かれていましたが、1876年に天神へ移転しました。その後、旧陸軍第12師団歩兵第24連隊の駐屯地となりましたが、第二次世界大戦後、この地域に福岡城址と連隊跡地を合わせた形で舞鶴公園が設置されました。 福岡城さくらまつり 福岡城址には約500本の桜が植えられており、毎年春になると「福岡城さくらまつり」が開催され、多くの花見客で...»
博多どんたくは、福岡県福岡市で毎年5月3日と5月4日に開催される祭りであり、正式名称は「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」です。動員数は毎年200万人を超え、ゴールデンウィーク期間中に開催される日本最大級の祭りとして知られています。また、博多祇園山笠や筥崎宮放生会と並び、福岡博多を代表する祭りの一つです。 祭りの概要 博多どんたくの主催と運営 現在、博多どんたくは福岡市、福岡商工会議所、公益財団法人福岡観光コンベンションビューローによる「福岡市民の祭り振興会」の主催で行われています。祭りの中核を成すのは、国の重要無形民俗文化財である博多松囃子です。福神流、恵比須流、大黒流、稚児東流、...»
旧福岡県公会堂貴賓館は、福岡県福岡市にある国の重要文化財に指定された建築物です。この歴史的建造物は、天神中央公園の中に位置し、福岡市の中心部に佇む美しいフレンチ・ルネッサンス様式の建築として知られています。 歴史と概要 来賓接待所としての建設 旧福岡県公会堂貴賓館は、1910年(明治42年)に第13回九州沖縄八県連合共進会の開催に伴い、来賓を接待するための施設として建設されました。開館時には閑院宮載仁親王と同妃智恵子が宿泊し、1912年(明治45年)には中国の革命家孫文や、皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)がこの貴賓館に滞在しました。さらに、1916年(大正5年)には陸軍特別大演習の本営とし...»
福岡県立美術館は、福岡県福岡市中央区に位置する県立の美術館です。この美術館は、地域の芸術文化の振興を目的として設立され、福岡県にゆかりのある多くの作家の作品を収蔵・展示しています。 歴史と概要 福岡県文化会館から福岡県立美術館へ 福岡県立美術館の起源は、1964年(昭和39年)11月3日に開館した「福岡県文化会館」に遡ります。この施設は、図書館と美術館を併設した文化拠点として、須崎公園内に設立されました。その後、1983年(昭和58年)に福岡県文化会館から福岡県立図書館が分離され、美術館部分が全面改装されました。そして、1985年(昭和60年)11月3日に「福岡県立美術館」として新たに開...»
王貞治ベースボールミュージアムは、元プロ野球選手・監督であり、現在は福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長を務める王貞治氏の偉大な功績を称え、その足跡を記録するために設立された記念館です。このミュージアムは、福岡県福岡市中央区に位置し、ヤフオク!ドーム内に2010年7月3日に開館しました。運営は福岡ソフトバンクホークス株式会社が担当しています。 ミュージアムの歴史と再オープン 開館から一時閉館まで 2010年に初めて開館した王貞治ベースボールミュージアムは、福岡ソフトバンクホークスの本拠地であるヤフオク!ドーム内に設置されました。しかし、ドームの改装に伴い、2018年11月1日に一時閉館...»
西公園は、福岡県福岡市中央区に位置する町丁であり、その一部には福岡県が運営する都市公園(風致公園)も含まれています。町域としての西公園は全域で住居表示が実施済みであり、面積は約27.39ヘクタール、そのうち約17.0ヘクタールが公園として利用されています。 地理と概要 西公園の位置と特徴 西公園は、福岡市の都心部である中央区天神から西北西約2.5キロメートルの場所にあり、中央区の北部に位置しています。地形は大部分が丘陵状であり、かつては「荒津山(荒戸山)」と呼ばれていました。西公園は、北で荒津および港、東で港、南で荒戸、西で伊崎および福浜と隣接しています。 町域内の施設 西公園の町域...»
鴻臚館は、平安時代に設置された外交および海外交易の施設です。前身として、奈良時代以前から存在していた筑紫館や難波館がありました。鴻臚館の名称は、北斉時代に存在した九寺のうちの外交施設「鴻臚寺」に由来し、唐の時代にその名称が日本に導入されました。「鴻」は大きな鳥を意味し、「臚」は腹を意味しますが、これが転じて伝え告げる意味となり、「鴻臚」という言葉は外交使節の来訪を告げる声を意味していました。 筑紫の鴻臚館 概要 筑紫の鴻臚館は、現在の福岡県福岡市中央区城内に位置し、福岡城敷地内にあった施設です。現存する鴻臚館の遺構として、唯一その存在が確認されています。この外交施設の起源は魏志倭人伝の時...»
博多松囃子は、福岡市で毎年5月3日と5月4日に開催される伝統的な祭りです。この祭りは、三福神である福神・恵比須・大黒、そして稚児が福岡や博多の様々な場所を訪問して祝賀する行事で、博多どんたくの起源とも言われています。現在では、博多どんたくの一部として位置付けられていますが、その中核を成す重要なイベントです。博多松囃子は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、その文化的価値は非常に高いものです。 博多松囃子の概要 博多どんたくの参加者が市内各所でパフォーマンスを繰り広げるのに対し、博多松囃子の一行は市内の主要な場所を巡り、祝賀の儀式を行うことが主な目的です。訪問先には福岡県庁や市庁舎、警察...»
放生会は、福岡県福岡市東区にある筥崎宮で毎年9月12日から9月18日まで開催される祭りです。この祭りは、博多どんたく、博多祇園山笠と並ぶ博多三大祭りの一つとして知られ、7日間にわたって様々な神事や賑やかな行事が行われます。 放生会の概要 放生会の期間中、筥崎宮の参道には一之鳥居から楼門、本殿に向かって続く賑やかな光景が広がります。この祭りは、「ほうじょうや」と呼ばれる神道の放生会の一種であり、2年に一度(西暦の奇数年)には御神幸(神幸祭)が行われる伝統行事です。 起源と歴史 筥崎宮の放生会は、「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」という趣旨のもとに行われます。期間中...»
鎮国寺は、福岡県宗像市吉田に位置する真言宗御室派の別格本山であり、屏風山を山号としています。本尊は大日如来で、九州西国霊場第三十一番札所、九州八十八箇所霊場第八十八番札所、九州三十六不動霊場第三十四番札所、九州三十三観音霊場第一番札所として、多くの巡礼者が訪れる寺院です。鎮国寺は、かつて宗像大社の神宮寺としても機能していました。 鎮国寺の歴史 空海と鎮国寺の起源 寺伝によると、鎮国寺は空海(弘法大師)が第16次遣唐使船で唐に向かう途中、大暴風雨に遭遇した際にその起源を持ちます。空海が海の守護神である宗像三神に祈りを捧げたところ、波間に不動明王が現れ、右手に持っていた利剣で波を振り払い、嵐...»
海の中道は、福岡県福岡市東区に位置する、志賀島と九州本土を繋ぐ陸繋砂州です。全長約8キロメートル、最大幅約2.5キロメートルに及ぶこの砂州は、北に玄界灘、南に博多湾を望む絶景が広がっています。地元では「うみなか」とも呼ばれ、福岡市内のリゾート地域として数々の施設が点在し、観光地としても人気を誇っています。 自然と土地利用 地形と砂州の特徴 海の中道は、ほぼ全体が砂丘で構成されているものの、東部の奈多地区に位置する玄界灘側の奈多海岸には、更新世に堆積した古い砂丘がテラス状の崖として残っています。また、西部には古第三紀層に属する大岳・小岳といった丘陵部もあります。奈多海岸の砂丘にはクロマツの...»
志賀海神社は、福岡県福岡市東区志賀島に鎮座する由緒ある神社です。式内社(名神大社)であり、全国の綿津見神社、海神社の総本社として知られています。また、古代氏族の阿曇氏(安曇氏)ゆかりの地としても有名で、現在は神社本庁の別表神社として多くの参拝者に親しまれています。 志賀海神社の概要 志賀海神社は、「龍の都」と称えられ、全国の綿津見神社の総本社を自称しています。社名「志賀海」は現在「しかうみ」と呼称されていますが、本来の呼称については「しかのわた」「しかのあま」など、諸説あります。志賀島という島名も、神功皇后の新羅征討の際に当地を「近島(ちか)」と呼び、のちに「資珂島(しか)」と転訛したとい...»
志賀島は、福岡県福岡市東区に位置する美しい島で、博多湾の北部に位置し、「海の中道」と陸続きとなっている半島でもあります。自然の美しさと歴史的な背景を持つこの島は、古代から現代に至るまで多くの人々に愛されています。 志賀島の概要 志賀島は、古代日本における九州から大陸や半島への海上交易の出発点として、歴史的に重要な役割を果たしてきました。島内には、日本神話に登場する綿津見三神を祀る志賀海神社があり、全国の綿津見神社の総本宮として知られています。4月と11月に行われる例祭では、全国的にも珍しい「君が代」の神楽が奉納されます。 地理的特徴 志賀島は、本土と砂州で陸続きになった陸繋島として知ら...»
城山は、福岡県宗像市陵厳寺と遠賀郡岡垣町との境界に位置する標高369.3メートルの山です。宗像四塚の一つとして知られ、宗像地方では有名な山であり、登山のしやすさから九州でも人気のあるスポットです。地元の小学校の遠足などにも利用されており、多くの人々に親しまれています。 城山の歴史と背景 名前の由来 城山という名前は、山頂にかつて宗像氏の蔦ヶ嶽城が存在したことに由来します。しかし、古くは「赤馬山」や「宗像山」、そして「蔦ヶ嶽(つたがたけ)」とも呼ばれていました。蔦ヶ嶽の名前は、今でも宗像市内の小中学校の校歌の歌詞に残されており、地域の歴史と文化に深く根付いています。 蘿神社と蔦ヶ嶽の関係...»
博多祇園山笠は、福岡市博多区にある櫛田神社で行われる伝統的な神事で、山笠と呼ばれる作り山を奉納する祭礼です。この祭りは、国の重要無形民俗文化財にも指定されており、博多を代表する祭りの一つとして広く知られています。 祭礼の概要 博多祇園山笠は毎年7月1日から15日にかけて行われ、祭りの最終日には「追い山」と呼ばれるクライマックスが繰り広げられます。櫛田神社に奉納された山笠が、所定の順路を競い合いながら巡行するこの行事は、博多の街全体が一体となる壮大なイベントです。 この祭りは、福岡市博多区の博多部で行われ、櫛田神社の氏子が行う奉納行事として、地域住民が主体となり伝統を守り続けています。参加...»
大島は、響灘と玄界灘の境界部に位置する福岡県宗像市の有人島であり、「神守る島」として知られています。この島は筑前大島とも呼ばれ、宗像七浦の一つとして、世界遺産に登録されている宗像大社中津宮や沖津宮遙拝所が存在します。 大島は、福岡県宗像市に位置する有人島で、響灘と玄界灘の境界部に面しています。大島の面積は約7.17平方キロメートルで、「筑前大島」とも呼ばれることもあり、宗像市に属する七つの湾の一つです。 大島のキャッチフレーズは「神守る島」であり、世界遺産にも登録された宗像大社の中津宮や、沖津宮遥拝所といった歴史的・文化的な観光地が存在します。 観光名所 うみんぐ大島 「うみんぐ大島...»
宮地嶽神社は、福岡県福津市に位置する由緒ある神社で、その美しい景観と特別な神事で知られています。特に、年に2回「光の道」と呼ばれる現象が起こり、神社の石段から玄界灘まで真っ直ぐ伸びる参道の延長線上に夕日が沈む光景が見られることで有名です。 宮地嶽神社の概要 創建の歴史 宮地嶽神社は、玄界灘へと続く参道が特徴であり、その歴史は約1700年前にさかのぼります。社伝によれば、神功皇后(息長足比売命)が渡韓の際、宮地岳の頂に祭壇を設けて天神地祇を祀り、祈願して船出したことが神社の始まりとされています。その後、神功皇后の功績をたたえ、主祭神として祀り、勝村大神と勝頼大神も併せて祀ることで、三柱の神...»
崇福寺は、福岡県福岡市博多区にある臨済宗大徳寺派の寺院です。同派の三道場の一つであり、九州触頭としての重要な役割を担っています。もともとは大宰府に位置していましたが、黒田長政が筑前の藩主となった際に現在の千代町へ移転しました。崇福寺は福岡藩主であった黒田家の菩提寺として知られ、その歴史は深く、地域の歴史的・文化的な遺産として大切にされています。 沿革 崇福寺の歴史は1240年(仁治元年)、太宰府の横岳に湛慧によって建立されたことに始まります。その後、1241年(仁治2年)に円爾が開堂演法を行い、「勅賜萬年崇福禅寺」の名を授かりました。この名は、無準師範から与えられた八大字を掲げたものです。...»
承天寺は、福岡県福岡市博多区博多駅前に位置する臨済宗東福寺派の寺院で、博多旧市街にある歴史的な寺院の一つです。長い歴史を持つこの寺院は、地域の文化財としても重要な役割を果たしています。 歴史 承天寺は、仁治3年(1242年)に大宰少弐である武藤資頼によって創建されました。創建にあたっては、円爾(弁円、聖一国師)を招聘し、宋(現在の中国)から来た商人である謝国明らの援助も受けました。そして、寛元元年(1243年)には官寺となり、博多における仏教の中心地として発展しました。 伽藍と建築 承天寺の伽藍は、仏殿「覚皇殿」、方丈、開山堂などから構成されています。方丈の前には美しい石庭「洗濤庭」が...»
東平尾公園は、福岡県福岡市博多区にある総合運動公園で、地名としても使用されています。この公園の施設は福岡市が所有し、福岡市森と緑のまちづくり協会が指定管理者として運営管理を行っています。 公園の概要 東平尾公園は、もともと米軍板付基地の一部であった敷地を再整備して作られた総合運動公園です。福岡市が1978年のアジア競技大会の誘致を進めていた際、板付基地が米軍から返還され、丘陵部分が福岡市に貸与されました。しかし、アジア大会がシンガポールで開催されることが決まり、計画が変更され、市民向けの運動施設として整備されることになりました。 その後、1990年の第45回国民体育大会(とびうめ国体)の...»
博多千年門は、福岡県福岡市博多区博多駅前の承天寺通りに位置する門であり、博多を訪れる観光客を寺社町エリアへと導く「ウェルカムゲート」として重要な役割を果たしています。この門は、福岡市博多部の新しいシンボルとして、地元住民などの寄付により建設され、2014年3月に完成しました。 門の概要 博多千年門は、中世博多の寺社様式に基づいて設計されており、本柱2本、控え柱4本の四脚門です。構造は木造切妻本瓦葺で、虹梁大瓶束様式が採用されています。門の寸法は、幅8.32m、奥行8.40m、高さ8.17m、門の開口幅3.70m、本柱の円柱径は0.52m、控え柱の角柱は0.42m角です。 この門の建設には...»
東公園は、福岡県福岡市博多区に位置する都市公園であり、また同名の行政地名でもあります。福岡県が管理するこの公園は、総合公園として地域住民や観光客の憩いの場となっています。公園の面積は25.05ヘクタールに及びます。 地理的特徴と周辺環境 東公園は、福岡市の中心地である中央区天神から北東に約2.5キロメートル、博多区の北部に位置します。公園の北西側は福岡直方線を挟んで千代および馬出と接し、北東側は吉塚停車場線を挟んで馬出と接しています。東側は浜新建堅粕線(妙見通り)を挟んで吉塚本町と、南および西側は千代と隣接しています。 公園内には、福岡県庁、福岡県議会、福岡県警察本部、福岡市民体育館、千...»
福岡アジア美術館は、福岡県福岡市博多区下川端町に位置する美術館で、博多リバレインの7階と8階に設置されています。福岡市が運営するこの美術館は、1999年(平成11年)3月6日に開館しました。 特徴と使命 福岡アジア美術館は、アジア各国の近現代の絵画や彫刻などを系統的に収集・保管・展示することに特化した、世界で唯一の美術館です。アジア各国の豊かな文化と芸術を紹介し、理解を深めることを目的としています。アジア全域にわたる美術作品の収集を通じて、異なる文化背景を持つ作品がどのように交流し、影響し合ってきたかを展示することにより、訪れる人々にアジア美術の多様性と魅力を伝えています。 主な収蔵品の...»
楽水園は、福岡市博多区に位置する美しい日本庭園で、住吉神社の北側に広がる公園です。茶室と庭園からなるこの公園は、訪れる人々に静かなひとときを提供しています。 歴史的背景 楽水園は、明治39年(1906年)に博多の商人である下澤善右衛門親正(しもざわ ぜんえもん ちかまさ)が建てた住吉別荘の跡地にあります。親正は、父・尚正(なおまさ)とともに、福博の発展に大きく貢献した人物で、「楽水」という雅号を持っていました。戦後、この地は旅館「楽水荘」として利用されましたが、平成7年(1995年)に福岡市が池泉回遊式の日本庭園として整備し、開園しました。園の名称もその由来を受け継ぎ、「楽水園」と名付けら...»
東長寺は、福岡県福岡市博多区に位置する真言宗の寺院で、九州における真言宗九州教団の拠点寺院として重要な役割を担っています。山号は南岳山、正式名称は東長密寺です。博多の旧市街にあるこの寺院は、歴史的にも文化的にも深い意味を持ち、空海(弘法大師)が創建したと伝えられる日本最古の寺の一つです。 東長寺の歴史 東長寺の創建は、806年に空海が唐から帰国した際に博多に滞在したことに由来します。空海は密教の東漸(とうぜん)を祈願し、不動明王像を自ら彫刻して本尊とし、一伽藍を建立しました。この寺院名「東長密寺」は「密教が東に長く伝わるように」との願いを込めて名付けられました。 創建当初の東長寺は、博多...»
ベイサイドプレイス博多埠頭は、福岡県福岡市博多区築港本町に位置する複合施設です。この施設は、博多港における主要な旅客ターミナルを中心に、飲食店やショップ、アクアリウムなど、さまざまなエンターテイメントやサービスを提供しています。 施設の概要 ウォーターフロントの複合施設 博多港には複数の埠頭が存在し、そのうちの一つが博多埠頭です。博多埠頭には二つの旅客ターミナルがあり、その一つである第1ターミナルに隣接する建物群がベイサイドプレイス博多埠頭です。この施設は、A棟、B棟、C棟の3つの建物で構成され、飲食店や雑貨店、博多ポートタワーなどが含まれています。施設全体がウォーターフロントの魅力を引...»
川端通商店街は、福岡県福岡市博多区上川端町に位置する、地元で親しまれている商店街です。この商店街は、福岡市の中心部にあり、博多の歴史と伝統を感じさせる賑やかな場所です。 概要 商店街の立地と構成 川端通商店街は、博多川沿いに北西から南東へ約400メートルにわたって広がっており、約100店舗が軒を連ねています。商店街全体がアーケードで覆われており、天候に関係なく快適に買い物が楽しめる全蓋式アーケード商店街となっています。商店街の周辺にはオフィスビルが立ち並び、福岡市のビジネス街としても知られています。 天神と呉服町の中間に位置するこの商店街は、博多川を挟んで歓楽街として有名な中洲に隣接し...»
博多座は、福岡市博多区下川端町に位置する九州最大級の演劇専用劇場です。この劇場は大型複合商業施設「博多リバレイン」の主要テナントの一つであり、2階から6階までを占めています。博多座は、歌舞伎やミュージカル、商業演劇など、さまざまなジャンルの公演を月替わりで楽しめる施設として、多くの観客を魅了しています。 劇場の概要と特徴 九州最大級の演劇専用劇場 博多座は、座席数が最大1,500席を誇る九州最大級の劇場であり、九州各地からだけでなく、山口県や西日本一帯からも多くの団体が来場します。博多座は、あらゆる演劇ジャンルに対応できる「演劇専用劇場」として設計されており、廻り舞台、花道、袖花道、奈落...»
福岡アンパンマンこどもミュージアムinモールは、福岡県福岡市博多区下川端町の博多リバレインモールに位置する、『アンパンマン』をテーマにした子供向けのテーマパークです。この施設は、九州地方で初めての『アンパンマン』のテーマパークとして、2014年4月18日に開業しました。 概要と特徴 九州初の完全屋内型アンパンマンミュージアム 福岡アンパンマンこどもミュージアムは、九州地方初のアンパンマンテーマパークであり、ミュージアムとしては初の完全屋内型施設です。施設は天候に左右されることなく、いつでも快適に楽しめる設計となっています。2019年3月15日には新たなエリア「ばいきんひみつ基地」がオープ...»
住吉神社は、福岡県福岡市博多区住吉に位置する歴史ある神社です。式内社(名神大社)であり、筑前国一宮として崇められています。旧社格は官幣小社で、現在は神社本庁の別表神社として位置付けられています。全国にある2,300以上の住吉神社の中でも、その始祖とされる説があり、大阪の住吉大社、下関の住吉神社とともに「三大住吉」の一つに数えられています。 概要と歴史的背景 航海守護神としての住吉三神 住吉神社は航海の守護神である住吉三神を祀る神社です。住吉三神は底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の三柱で構成され、これらを総称して「住吉三神...»
中洲は、福岡県福岡市博多区に位置する、那珂川と博多川に挟まれたエリアに広がる歓楽街です。現行の行政地名は中洲一丁目から五丁目まであり、その面積は約20.27ヘクタールです。中洲は福岡市を代表する歓楽街として知られ、その名は全国的にも広く知られています。 地理と都市計画 中洲は、那珂川の流れに沿って北西から南東にかけて約1キロメートルの細長い形状をしています。横幅は約200メートルと比較的狭いエリアです。最寄り駅は福岡市交通局(地下鉄空港線・箱崎線)の中洲川端駅で、天神や博多駅からも徒歩圏内という好立地にあります。さらに、昭和通り、明治通り、国道202号線(国体道路)が貫通しており、中洲中央...»
キャナルシティ博多は、福岡県福岡市博多区住吉一丁目に位置する複合商業施設です。1993年(平成5年)6月3日に着工し、1996年(平成8年)4月20日に開業しました。福岡地所が所有・運営するこの施設は、様々な店舗やエンターテイメント施設が集まる、福岡市のランドマーク的存在です。 施設の概要 キャナルシティ博多は、旧福岡シティ銀行系列の不動産会社である福岡地所が、カネボウプール跡地にオープンさせた大規模商業施設です。建築デザインは、アメリカ人建築家ジョン・ジャーディによって手がけられ、彼は他にも六本木ヒルズやリバーウォーク北九州などのデザインも担当しました。 施設は7つの建物から構成されて...»
駕与丁公園は、福岡県糟屋郡粕屋町に位置する広大な都市公園です。その名称は、古代この地域に存在した「駕輿丁座」に由来しており、歴史的な背景を持つ場所でもあります。 公園の概要と魅力 駕与丁池を中心に広がる自然豊かな公園 駕与丁公園は、粕屋町の東部に位置し、広大な駕与丁池を中心に整備された都市公園です。駕与丁池は水面面積28ヘクタールを誇り、その池を取り囲むように全長4.3kmの遊歩道が整備されています。この遊歩道は、四季折々の自然を楽しみながら散策できる場所として、多くの訪問者に親しまれています。特に春になると、池の周囲に植えられた約700本の桜が満開となり、美しい景観を楽しむことができま...»
櫛田神社は、福岡県福岡市博多区上川端町に位置する、博多の氏神・総鎮守として古くから信仰を集める神社です。地元の人々からは「お櫛田さん」として親しまれ、博多の旧市街に位置するこの神社は、地域の文化と歴史を象徴する重要な存在です。正式名称は「博多総鎮守 櫛田神社(はかた そうちんじゅ くしだじんじゃ)」です。 神社の概要 櫛田神社は、博多祇園山笠や博多おくんちなど、地域の主要な祭事を行う神社として知られています。特に、7月に行われる博多祇園山笠は全国的にも有名で、博多の夏を代表する祭りです。また、5月の博多松囃子(博多どんたく)の一行も、櫛田神社を起点に巡行するという伝統があります。 祭神 ...»
天照皇大神宮は、福岡県糟屋郡久山町猪野に位置する、歴史と伝統を持つ神社です。旧社格は県社であり、別称として伊野天照皇大神宮、伊野皇大神宮、伊野神社とも呼ばれています。この神社は伊勢神宮内宮の別名でもある「皇大神宮」と同じ名称を持つことから、その名を冠する神社として崇敬されています。 神社の歴史と由来 神功皇后と天照大神 天照皇大神宮の起源は、仲哀天皇9年(200年)に遡ります。熊襲征伐の途中で、仲哀天皇は「われを祭れば、戦をせずとも財宝の国を得ることができる」という神の託宣を受けたにもかかわらず、その神託を疑ったために、その祟りを受けて香椎宮で崩御したと伝えられています。その後、神功皇后...»
皿山公園は、福岡県糟屋郡須恵町に位置する、美しい自然と歴史的な資料が集う公園です。公園は若杉山の山麓に広がり、四季折々の花々が楽しめる名所として知られています。また、園内には須恵町の歴史を学べる須恵町立歴史民俗資料館もあり、訪れる人々に豊かな体験を提供しています。 皿山公園の魅力 豊かな自然と美しい花々 皿山公園は、春には約3万本のツツジが咲き誇る、福岡県内でも有名な花の名所です。また、初夏には2,000株ものアジサイが見頃を迎え、訪れる人々を魅了します。公園内のロックガーデンは、カンラン岩の巨石が積み重なる天然の景観で、訪れる人々に驚きと癒しを提供しています。さらに、園内の高台からは、...»