石橋文化センターは、福岡県久留米市野中町にある総合文化施設です。美術館、図書館、ホールなど、多様な文化施設を備え、久留米市の文化振興に大きく貢献しています。施設の運営は公益財団法人久留米文化振興会が担当しています。
石橋文化センターは、久留米市で創業したブリヂストンの創業者である石橋正二郎氏が、会社の創立25周年を記念して1956年(昭和31年)4月に開園しました。開園当初は体育館やプール、動物園なども併設されていましたが、現在はすべて撤去され、広々とした公園として市民に親しまれています。
石橋文化センターには以下の施設があります。
石橋文化センターは1956年に石橋正二郎氏から久留米市に寄贈され、体育館やプール、動物園を併設した複合文化施設として開園しました。しかし、時代の変遷とともに施設の改修が進められ、現在では美術館、図書館、ホールを中心とする文化施設へと変化しています。
1978年には体育館の跡地に久留米市立中央図書館が建設されました。また、2006年には開園50周年を迎え、2016年には石橋財団が撤退し、石橋美術館は「久留米市美術館」として再出発しました。
2016年に石橋美術館から改称された久留米市美術館は、地元久留米ゆかりの芸術作品をはじめ、石橋財団から寄託された美術品を展示しています。日本近代洋画や陶磁器、書画など、幅広いコレクションを所蔵しています。
久留米市立中央図書館は、地域の情報発信と学びの場として、豊富な蔵書を備えています。広々とした閲覧スペースや学習室もあり、幅広い年齢層の市民に利用されています。
石橋文化ホールは、久留米市内で行われる様々な文化イベントの会場として利用されています。特に、合唱コンクールや演劇などの舞台芸術に適したホールで、地元の文化活動の中心的な役割を担っています。
石橋正二郎記念館では、ブリヂストンの創業者である石橋正二郎氏の生涯や功績を紹介する展示が行われています。彼の慈善活動や文化支援に対する思いを知ることができる施設です。
久留米出身の画家である坂本繁二郎氏のアトリエを移築し、保存・公開しています。アトリエ内では、彼の作品や制作風景を間近で感じることができ、芸術ファンにとって貴重な場所となっています。
石橋文化センターへのアクセスは以下の通りです。